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対応】 CW:1.20○ 1.28○ 1.29○ 1.30○ 1.50○ / Next○ Py○

3行まとめ:
  1. CW1.50の宿(=セーブ)データはNext・Pyで使え、Pyの宿は互換部分のみCW1.28~1.50用に変換できるが、Nextの宿データは形式が独自で(基本的に)他のエンジンでは使えない
  2. Nextで作成したシナリオは全てNext専用Pyで専用形式を選んで作成したシナリオはPy専用。これらは他のエンジンでは遊べない。
  3. 今何を使っているかに関わらず、異なるエンジンを使う・異なるエディットツールで作るときは一気に完全移行しない。必ず元の環境や、そこで作成した(された)ファイルを残しておく。

公式ファンサイトで配布されているCW1.50と、「他のエンジン」の間の互換性についてです。
CWNextはバージョン1.60.15まで、CWPyはバージョン0.12.2 (Reboot)~4.2 (Reboot)について書いています。
(2020/05/05追記:Py4.3 (Reboot)が先月12日に公開されていますが、ChangeLogを見る限り、互換性に関わる変更はないようです。)

※最終更新:2020/03/19 ……このコーナーの内容は、特に記載がない限り、左の最終更新日時点の情報です。
(関連:正規版各バージョン変更点まとめ / 初めてカードワース / シナリオを作りたくなったら
※読みたいところだけ読むなら、記事内マップからどうぞ。

宿データの互換性

宿データの移行の可不可は、以下の図のようになっています。
  • CW1.28~1.50とPyの間は、互換部分のみですが、行ったり来たりができます。
    (※Py→CW1.28~1.50の宿データ変換では、変換先で非対応な部分があれば削除されます。)
  • Nextの宿データを読み込めるのは、Nextエンジンだけです。
    基本的に、Nextで作成した宿は他のエンジンに移動できず、他のエンジンからの移行は一方通行になります。
[img:宿データ変換の可・不可]
(→もっと詳細:エンジン間の移行方法など

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シナリオデータの互換性

現在、CardWirth系エンジンで用いられているシナリオデータは、「データバージョン4」「データバージョン7」「WSN形式」の3タイプです。
  • CW1.50など公式エンジンで使われているデータバージョン4(1.20仕様~1.50仕様)は、全てのエンジンで遊べます。
  • その他の2つは私家版の専用形式のため、他のエンジンで遊ぶことはできません。
↓形式 / エンジン→~CW1.50CWNextCWPy
データバージョン4
(1.20~1.50仕様)
データバージョン7
(NEXT仕様)
××
WSN形式
(PY仕様)
××
(→もっと詳細:細かい説明や作成に使用できるツール、別の形式への変換方法など

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で、結局どれを使えばいいんだろう……?

シナリオを【遊ぶ】ときは、基本的に好きなエンジンを選べばOK!

  • CardWirthを始めた直後で、特に拘りがなければ、まず公式版・私家版に共通の機能に慣れるのが良いのではないかと思います。
    公式ファンサイトで配布されているCW1.50の使用をお勧めします。
    • 現在は、バリアントやスキンなどにより、画面構成や宿の雰囲気、PCの作りなどがオリジナルと異なるケースが複数存在します。
      最初から私家版を使用する方も、是非一度はオリジナルの雰囲気を味わってみてください。
    • 各エンジンの共通項を知ることは、いつかシナリオを作ろうとする際に役立つかもしれません。
  • 全CW共通の機能や操作に慣れてきたら、後は好みと必要性次第です。
    自分に合った or 好きなエンジン1つを選ぶもよし、複数のエンジンをシナリオ毎に使い分けるもよしです。
  • CardWirthNext用宿データの変換機能を持つエンジンやツールはありません。Nextを使う方は、その点に注意が必要です。
    他のエンジンを使うときは、基本的に、新たに宿を作成することになります。

シナリオを【作る】ときは、要検討

  • 私家版の専用形式は、当然ですがその私家版でしか遊べません。
    他のエンジンのユーザーにも遊んでもらえることと私家版専用形式を選ぶ理由を秤にかけて、シナリオ毎に検討してください。
  • 特定の私家版専用にしようという明確な意図が無いまま私家版専用形式で作り始めることは、その後の可能性を狭める場合があります。
    後からCW1.50対応や別の私家版専用形式に変更したいと思ったときに、余分な(場合によっては多大な)手間がかかるためです。
  • 私家版専用形式の必要度が良く分からない場合は、とりあえず汎用性があるCW1.50仕様で作り始めることをお勧めします。
    詳細は「どのエンジン向けに作るか(対応エンジンの話)」をご覧ください。

ちなみに……

  • エンジン(遊ぶときのツール)とエディタ(作るときのツール)を同じ種類で揃える必要は、全く!ありません!
  • エンジンがCW1.50だから、エディタもCW1.50付属のものでないと駄目ということではないです。
    これは、「CW1.50」を「CardWirthNext」や「CardWirthPy」で置き換えても、同じことが成り立ちます。
    エディタは、使用エンジンに合わせるのでははなく、作るシナリオごとに目的や内容に合ったものを選ぶのが良いと思います。
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