裏技(1)
「ヒーロー登場技」とその応用
ここで紹介するのは、私が『ヒーロー登場技』と呼ぶ、特技「音楽」を利用した裏技です。
非常に便利だし、いろいろ面白いこともできますが、多少「汚い手」的なところがあります。
応用方法によってはかなり楽にストーリーを進めたり、感情パラメータをある程度思う通りの値にしたりでき、「こんな技を使うのは卑怯だ」と思われる方もおられるかもしれません。
私がこの技を「外道技」と呼ぶ由縁は、そこにあります。使うかどうかは、みなさんの判断次第です。
正統派を極めたいあなたにはお勧めしません。引き返されたほうが良いでしょう。
私は肯定派です。暇が有り余っている身分ではありませんので………
◆『ヒーロー登場技』・詳細とやり方 ◆応用1:持っていない楽器を演奏 ◆応用2:通常できない組み合わせのパーティ ◆応用3:同じPA・ボス戦を好きなだけ繰り返す ◆応用4:敵のボイスを集める ◆小技1:パーティーに居ないキャラの本入手 |
ヒーロー登場技とは?
効果を一言で言うと、「現在のパーティーを、別のデータのパーティーとそっくり入れ替える」技です。より育っているパーティーを呼び出す、クロード編でディアスがパーティにいる状態にする、感情パラメータを操作する、ボイコレを埋めるなど、様々な使い方が可能です。
[ 条件 ]
- バイオリンを持っていて、作曲・演奏可能。
- 演奏するキャラの音楽Lvが2以上、かつ「音感」「リズム感」のタレントを持っている。
[ できる場所 ]
- フィールド上やダンジョン内など、敵の出る場所
(街の中のように敵が出現しない場所ではできません)
[ 使用データ ]
- データ【A】 : バイオリンを持っていて、作曲・演奏可能なデータ(呼び出す側)
- データ【B】 : Aとは別の、DISK2でセーブしたデータ(呼び出される側)
- 元のデータを残すなら、技使用後のデータを保存するため、空きブロック1が必要
[ やり方 ]
- まず、バイオリンを手に入れ、「ヒーロー登場」を作曲します。
- 次に、失敗すると止まりますので、とりあえず現在の状態をセーブして下さい。
そのデータをデータ【A】とします。
- キャンプ画面で、音楽Lvが2以上、かつ「音感」「リズム感」のタレントを持っているキャラに「ヒーロー登場」を演奏させます。
「ヒーロー登場」の曲が流れている間に、別のデータ【B】をロードします。
(ロード画面では曲は元に戻ってしまいますが、気にせずロード)
- ロード直後の戦闘を終えて、画面が黒いまま止まらなければ成功です。
キャンプ画面で見ることができるデータのほとんどが、ロードしたデータと入れ替わります。
- この技を使用後はデータの不整合のためか不安定になりやすいので、早めにセーブします。
[ 結果 ]
使用した結果は、以下の通りです。
どちらのデータから何が引き継がれるのかが分かっていれば、様々な応用法が考えられます。
- 「ヒーロー登場」を演奏した側(データ【A】)から引き継がれるもの
-
- ストーリーの進行状況
- 重要アイテム
- 作曲された曲データ
- 出版社に売った本の種類
- クロード編かレナ編か
- クロード編のデータでレナ編のデータをロードしても、主人公はクロードのまま
- レナ編のデータでクロード編のデータをロードしても、主人公はレナのまま
- ロードで呼び出す側(データ【B】)から引き継がれるもの
-
- 仲間にしたキャラクター
- 各メンバーの装備、ステータス、スキル・必殺技・紋章術の習得状況
- 各メンバーの感情パラメータ値
- 所持アイテム
- 所持金
- ボイスコレクションデータ
- エンカウンター値
- プレイ時間
[ 追記 ]
- いつから使えるようになるか?
-
DISK2になってからです。
バイオリンを最も早く手に入れられる場所は、ノースシティーです。
従って、ナール市長の話を聞いた後から、使える最低条件をクリアした状態になります。
この技はバイオリンの「ヒーロー登場」だけでなくて白銀のトランペットの「悪魔の旋律」でも実行可能ですが、白銀のトランペット入手はもっと後、やはりDISK2でのことです。
- DISK1のデータは呼び出せる?
-
演奏側がDISK2限定のため、呼び出される側もDISK2のデータでないと駄目なようです。
この裏技で、「ヒーロー登場」または「悪魔の旋律」演奏中にDISK1のセーブデータをロードした場合、ロード後の戦闘が終わると、「DISK1を入れてください」というメッセージが表示されます。
指示通りにディスクを交換してディスクホルダーの蓋を閉めると、その時点でフリーズします。
ディスク交換指示が出ていない時にディスクを交換しても、大抵そのままプレイできる事を利用し、DISK2→DISK1に交換してから裏技を行っても同じです。
DISK2が入っているものと認識されているらしく、やはりディスク交換を促すメッセージが出ます。
DISK1を読み込ませるためにディスクホルダーを開け閉めしてやると、そこでフリーズします。
少なくとも自分は、どうやっても成功しませんでした。
恐らくDISK1のデータを呼び出すのは無理だろうと思っています。
- 成功率の低下
-
この技は、様々な用途に使うことができ、かなり便利です。
しかし、同じデータで繰り返しこの技を使うと、徐々に成功率が下がるようです。
この場合の対策は次のようなものが考えられますが、うまくいくとは限りません。- データ【A】とデータ【B】の両方で数回戦闘をしてからセーブし、そのデータで試す。
- 「ヒーロー登場」を演奏可能な別のデータ【C】を経由させる。
やり方は以下。
- データ【C】からデータ【B】を呼び出してセーブ。
ストーリー進行度が【C】、パーティーメンバーが【B】のデータができる。 - 1. で作ったセーブをデータ【A】から呼び出す。
ストーリー進行度が【A】、パーティーメンバーが【B】のデータができ、結果的に【A】から【B】を直接呼び出したのと同じことになる。
- データ【C】からデータ【B】を呼び出してセーブ。
持っていない楽器を演奏する(ヒーロー登場技・応用1)
作曲された曲データは、なぜかストーリー進行状況などのシナリオデータと同じ扱いになっているらしく、「ヒーロー登場」の技を使って演奏できる楽器を持っていないデータをロードしても消えません。これを利用して、実際には持っていない楽器を演奏することができます。
条件、場所は、上の「ヒーロー登場技」の項を参照して下さい。
[ 使用データ ]
- データ【A】 : 「ヒーロー登場」を音楽Lv2以上で演奏できるデータ(呼び出す側)
- データ【B】 : 演奏したい楽器を持っているデータ(呼び出される側)
- データ【C】 : データ一時保存のための空きブロック1
[ やり方 ]
- データ【A】から、演奏したい楽器を持っているデータ【B】を「ヒーロー登場技」で呼び出します。
無事呼び出せたら、フリーズ対策のためいったん空ブロック【C】にセーブします。
- ここで新しくできたデータ【C】の中で目的の楽器で作曲し、データ【C】に上書きします。
この時点で、データ【C】は、ストーリーがデータ【A】と同じところまで進んでいて、データ【B】のパーティーメンバーで、新しい作曲データが追加された状態です。
- このデータ【C】から、再び「ヒーロー登場技」で、最初のデータ【A】を呼び出します。
成功すると、パーティメンバーがデータ【A】と置き換わり、結果的に元のデータに作曲の記録が追加された形になります。
[ 追記 ]
「演奏」するときに出る曲目のリストは、あくまで「作曲」したデータの有無で判別され、演奏するための楽器を所持しているかどうかは関係ありません。
最終状態では曲目に対応する楽器は持っていないことになりますが、問題なく演奏できます。
例えば、「白銀のトランペット」は、隠しダンジョンの最深部でしか入手できませんが、白銀のトランペットを入手しているデータが1つでもあれば、そこまで行かなくても、バイオリンを入手した時点で「悪魔の旋律」や「神々の旋律」を演奏できるようになります。
これで隠しダンジョンに行く前に昂翼天使の腕輪を入手したりということが可能です。
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通常不可能なパーティ編成(ヒーロー登場技・応用2)
隠しダンジョン地下12階に降りる時に2人パーティーになる事を利用したヒーロー登場技の応用です。オペラとアシュトン、ボーマンとプリシスのように、普通では同時に仲間にできないキャラを共存させられます。
[ できる場所 ]
- この場合は、隠しダンジョン内
[ 使用データ ]
- データ【A】 : 「ヒーロー登場」を音楽Lv2以上で演奏できるデータ(呼び出す側)
- 隠しダンジョンで地下11階をクリア~地下13階をクリアまでの間
(つまり、入り口で「2人で入る」の選択が出る期間内) - かつ【B】に追加したいキャラがいる
(パーティーメンバーの組み合わせによってはうまくいかないことも…)
- 隠しダンジョンで地下11階をクリア~地下13階をクリアまでの間
- データ【B】 : Aとは別の任意のデータ(呼び出される側)
- パーティーが7人以下
(8人埋まっているとできない)
- パーティーが7人以下
- 元のデータを残すなら、技使用後のデータを保存するため、空きブロック1が必要
[ やり方 ]
- データ【A】のパーティーで隠しダンジョンに入り、「2人で行く」を選びます。
- パートナー選択のリストが出たら、その中から、
- クロードとレナ
- 【B】で仲間にしているキャラ
ここから先、これを、便宜上「移動候補リスト」と呼びます。
- クロードとレナ
- 「移動候補リスト」のキャラは、【B】の人数に空きがある限り移動可能です。
移動は、リストの上の方から順々になります。
その事を考えて、パートナーは次のように選ぶと良いです。
仮に、【B】の空き人数が a 人とします。
また、【A】から【B】へ移動させたいキャラが、「移動候補リスト」の上から b 番目にいるとします。
- b ≦ a のとき
パートナーは移動させたいキャラ以外の誰を選んでもよい。 - b = a +1 のとき
「移動候補リスト」中、移動させたいキャラより上に名前がある人物を選ぶ。 - b > a +1 のとき
目的のキャラを移動させる事はできない。
- b ≦ a のとき
- 両方のパーティー編成によっては、目的キャラの移動が不可能な事もあります。
その場合は、残念ですが、諦めて下さい。
それ以外の時は、適当なキャラをパートナーに選んで、2人パーティーにします。
- 2人パーティーになったら「ヒーロー登場」を演奏し、データ【B】をロードします。
そして、戦闘終了後、入り口で待っている仲間と合流します。
- 合流したら、すぐに外に出てセーブします。
[ 注意点 ]
- 何かの拍子にフリーズしやすいので、とにかく早く外に出てセーブします。
その後いったん電源を切るかリセットして、セーブしたデータをロードし直して進んだ方がよいでしょう。 - 【B】に新たに加わったキャラは、能力・装備ともに初期値に戻ります。
[ 追記 ]
この応用では、【A】でできた2人パーティと、【B】のパーティが入れ替わります。
【A】でパートナーに選んだキャラが、絶対に【B】に追加されないのは、そのためです。
音楽による戦闘が終わった時、パーティーは【B】のものになっています。
一方、ストーリー進行情報として「【A】で別れた仲間がダンジョンの入口に待っている」データが存在します。
つまり、【B】のパーティが、【A】でダンジョンに入らなかったメンバーと合流する形になるわけです。
この方法を実行すると、合流するまでの間、【A】・【B】両方にいたキャラがデータ上に2人存在することになりますが、合流するときにつじつま合わせされるのか、同じキャラが2人になることはありません。
[▲上へ]
同じPA・ボス戦を好きなだけ繰り返す(ヒーロー登場技・応用3)
主に特定のカップル間の感情値を上げたい時に使います。好きなキャラ同士のカップルエンディングを見るため、感情値を操作したい時に有効です。
条件、場所は、上の「ヒーロー登場技」の項を参照して下さい。
[ データ ]
- データ【A】 : 目的の戦闘やPAを行う前のデータ(呼び出す側)
- データ【B】 : 目的の戦闘やPAを行った後のデータ(呼び出される側)
- データ【C】 : データ一時保存のための空きブロック1
[ やり方 ]
- データ【A】で「ヒーロー登場」を演奏し、データ【B】を呼び出します。
ここでフリーズ対策のため、いったん空きブロック【C】にセーブします。
- 新しくできたデータ【C】では、データ【B】での感情値を保持したまま、戦闘やPAの前に戻っています。
- 目的の戦闘やPAを実行した後、データ【C】に上書きセーブします。
セーブ後【C】は、データ【B】での感情値に今回のPAでの感情値変動が加わった状態になります。
[ 注意点 ]
- データ【A】は絶対に消さないようにして下さい。
目的の戦闘やPAを行う前を保存したセーブデータが無いと、この応用は実行できません。
[ 追記 ]
「やり方」で紹介したのは1サイクルの操作です。
この応用法は、感情値の上がるボス戦やPAを繰り返して行うために使います。
PAで感情値が上がった後のデータ【C】を、PA前のデータ【A】から呼び出し、繰り返し同じボス戦やPAを行うことで、特定のカップル間の感情値を最高値まで上げることも可能です。
ボス戦による感情値の変化については、「感情値が上がるボス戦は?」をご覧下さい。
PAによる感情値の変動は調査を行っておりません。攻略本等を参考になさって下さい。
[▲上へ]
敵のボイスを集める(ヒーロー登場技・応用4)
敵のボイスは、1回のプレイで各1回ずつしか戦闘できないので、集めるのが面倒です。それなら1回のプレイで何回も戦闘してしまえば、1つのデータにたくさんのボイスを集められて手間が省けるというのが、この応用法の利用価値です。メモリーカードの節約にもなります。
条件、場所は、上の「ヒーロー登場技」の項を参照して下さい。
[ データ ]
- データ【A】 : ボイスを集めたい敵と戦闘する前のデータ(呼び出す側)
- データ【B】 : ボイスを集めたい敵と戦闘した後のデータ(呼び出される側)
- データ【C】 : データ一時保存のための空きブロック1
[ やり方 ]
- データ【A】で「ヒーロー登場」を演奏し、データ【B】を呼び出します。
ここでフリーズ対策のため、いったん空きブロック【C】にセーブします。
- 新しくできたデータ【C】は、ストーリー進行はデータ【A】から、ボイスコレクションデータはデータ【B】から継承しています。
つまり、データ【B】で集めたボイスを持ったまま、目的の敵と戦う前に戻っています。
- ボイスを集めたい敵と戦闘し、戦闘終了した状態をデータ【C】に上書きします。
これで、裏技実行前に集めたボイス+今度の戦闘で集めたボイスが登録されたデータができました。
[ 追記 ]
上に紹介したのは1サイクルの操作です。
ボイスが付け加わったデータ【C】を、再度データ【A】から呼び出し、繰り返し同じ敵と戦闘することにより、理論上は1つのデータにすべての敵ボイスを集めることも可能です。
ミカエル&ハニエル戦直前のデータと、ルシフェル戦直前のデータを消さないように保存しておきます。
これらの戦闘前データから繰り返しボイスが付け加わったデータを呼び出すわけです。
ただ、敵のボイスは戦闘中に聞いても埋まらないのが結構あるので、ご注意下さい。
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パーティーに居ないキャラの本入手(ヒーロー登場技・小技1)
スーパー特技「出版」で作る本は、当然ながらパーティーにいるキャラの分しか入手できません。それを、パーティーにいないキャラのものも手に入れてしまおうという…完全に役に立たない小技です。何も役に立たないばかりか、かなり面倒です。暇な方だけどうぞ。
条件、場所は、上の「ヒーロー登場技」の項を参照して下さい。
[ データ ]
- データ【A】 : 以下の条件をすべて満たしているデータ(呼び出す側)
- スーパー特技「出版」が実行できる
- データ【B】にいないキャラを仲間にしている
- 記憶の中のエクスペルへ戻れる状態
- データ【B】 : 特に条件なし(呼び出される側)
- データ【C】 : データ一時保存のための空きブロック1
[ やり方 ]
- データ【A】でデータ【B】に居ないキャラに「出版」で本を作らせ、ラクールの出版社に売却します。
- データ【A】で「ヒーロー登場」を演奏し、データ【B】を呼び出します。
ここでフリーズ対策のため、いったん空きブロック【C】にセーブします。
- 新しくできたデータ【C】でラクールの出版社へ行くと、データ【A】で売却した本が売られています。
パーティーにいないキャラの本を購入した後、データ【C】に上書きします。
- データ【A】から、再び「ヒーロー登場技」でデータ【C】を呼び出します。
すると、結果的にデータ【A】の所持品に購入した本が追加された状態となります。
[ 追記 ]
ラクール出版社に売却した本の種類は、ストーリー進行情報として扱われているらしく、ヒーロー登場を演奏する方のデータ(呼び出し側)から引き継がれます。
ヒーロー登場技実行によってパーティー編成が変わっても、本の売却データはそのままです。
パーティー内に書いたキャラがいなくても、売却データがある本は店頭に並びます。
この技でパーティーにいないキャラが書いた本を手に入れても、使い道がなく、無意味です。
強いて言えば、アイテムコレクション的価値があるかも??
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