アクションカードの中身
CW1.50のバグによる調査
【対応】
CW:1.20? 1.28? 1.29? 1.30? 1.50○ |
調査の手順は、以下のとおりです。
- 宿に戻された後、バグっていることを確認し、PCのアイテム欄にある効果系カードを荷物袋に移動。
- そのままセーブ。バグで生成されたカードがWIDファイル(=(カード名).wid)として単離された状態を保存する。
- 新たに生成されたWIDファイルをバイナリエディタで開き、内容を調査。
- データの構造や細部まで含めた全体として、戦闘で実際に用いられているデータと完全一致している保証はありません。
(ここで紹介している項目=エディタでカードを作成する際に見えているような部分は、恐らく同じと思います。) - あくまでCW1.50の仕様で、CW1.20~1.30でも同じかどうかは分かりません。
(特にCW1.20では、無属性や必中が使われている部分やキーコードが異なる可能性があります。)
アクションカードの中身
公式サイトの情報と重複する部分もありますが、公式サイトに載っていないことや表に現れないことも加えて書いていきます。カード名の次に掲載している文章は、解説欄です。
- ●攻撃
- 戦闘行動カード(攻撃)。敵一体に対して武器による攻撃を行う。最も配布率の高い戦闘の基本となるカードである。この行動には筋力と勇猛さが要求される。実体を持たない目標には効果を発揮しない。
- 要素:筋力+勇猛/発声:不要
- 対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:±0
- 効果:[全]レベル比2ダメージ
- 能力値修正:なし
- キーコード:一撃
- ● 会心の一撃
- 戦闘行動カード(攻撃)。敵一体に急所を突く致命的な一撃を見舞う。命中率、ダメージともに高く、高レベルの敵に対して有効である。その使用には器用さと勇猛さが必要とされる。実体のない目標には効果を発揮しない。
- 要素:器用+勇猛/発声:不要
- 対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:+2
- 効果:[全]レベル比3ダメージ
- 能力値修正:なし
- キーコード:攻撃
- ●渾身の一撃
- 戦闘行動カード(攻撃)。全身全霊をこめた一撃を敵一体にぶつける。目標に与える被害は極めて大きいが、命中率が悪いという欠点を持つ。武器による攻撃のため、実体を持たない目標には効果がない。その使用には筋力と闘争心が必要とされる。
- 要素:筋力+好戦/発声:不要
- 対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:-2
- 効果:[全]レベル比4ダメージ
- 能力値修正:なし
- キーコード:攻撃
- ●フェイント
- 戦闘行動カード(攻撃)。敵一体に対し、隙を生み出す偽装攻撃を仕掛ける。実質的な被害を与える事はないが、目標は動揺し行動の自由を奪われる。使用には器用さと狡猾さが要求される。正常な精神を持つ目標にしか効果がない。
- 要素:器用+狡猾/発声:不要
- 対象:敵方単体/物理+回避/成功補正:+2
- 効果:[精]混乱配布
- 能力値修正:なし
- キーコード:攻撃、撹乱
- ●防御
- 戦闘行動カード(防御)。敵の攻撃に対し守りを固める。このカードを選択したラウンドは、防御力と魔法に対する抵抗力が向上する。
- 要素:精神+慎重/発声:不要
- 対象:対象無し/物理+回避/成功補正:±0
- 効果:なし
- 能力値修正:抵抗+5、防御+5
- キーコード:守備
- ●見切り
- 戦闘行動カード(防御)。敵の攻撃を見切り、紙一重で回避する。このカードを選択しているラウンドは、武器による攻撃に対する回避率が向上する。
- 要素:敏捷+慎重/発声:不要
- 対象:対象無し/物理+回避/成功補正:±0
- 効果:なし
- 能力値修正:回避+5
- キーコード:防御
- ●混乱
- 戦闘行動カード(特殊)。魔法やフェイントを受けて動揺した者に配布されるペナルティカード。このカードの選択したラウンドは回避、抵抗にペナルティが与えられる。
- 要素:知力+正直/発声:不要
- 対象:対象無し/物理+回避/成功補正:±0
- 効果:なし
- 能力値修正:回避-10、抵抗-10
- キーコード:ペナルティ
- ●カード交換
- 戦闘行動カード(特殊)。アイテムカードを除く全てのカードを捨てて、新しいカードに交換する。
- 要素:知力+慎重/発声:不要
- 対象:使用者/無属性+必中/成功補正:+5(絶対成功)
- 効果:[全]アクションカードを消去
- 能力値修正:なし
- キーコード:手札の交換
その他いろいろ
- バグによりアイテム欄に生成されたアクションカードや技能カードは、通常PCが所有しているカードと様子が異なる。
- エディタで作成した効果系カードに存在する設定項目のうち、先頭からホールド状況までの各種共通部分のデータを持つ。
- カードの種別を表す識別番号は「0」。
- アイテム欄では戦闘時と同じ絵柄の画像で表示されるが、宿データの方には画像は書き込まれていない。
- アイテムカードはバグが無いときと同じ内容で、特に問題は見当たらない。
(元々あるデータがそのまま使われ、アイテム欄がバグっても影響を受けない?)- ホールド状況に続くアイテム特有の設定項目(所有時能力修正など)が、通常どおり存在する。
- カードの種別を表す識別番号は「3」で、通常と同じ。
- カード絵のデータも、きちんと書き込まれている。
- editor128.chmに記載されているアクションカードのキーコードのうち、カード名と同じものは設定が省略されている。
この辺は、少なくともCW1.20では違っているかも。 - 宿データ内のカードは、シナリオにおけるカードとは微妙に異なっている。
恐らく宿データの仕様による差は、以下の3つ。- カード番号部分が+5万。エディタ作成のカードでは+4万になっている。
- 効果の謎の5バイトが異なる。エディタ作成のカードでは08 04 00 00 00だが、宿データでは08 05 00 00 00。(1+4構造?)
- ホールド状態の前後に、エディタ作成のカードにはない4バイトが存在することがある。