フィーナル・1階:第一次フィーナル侵攻 - 詳細
銀河宇宙征服計画の進行。
マリアナ | 「 | 変ね…。」 |
ナール | 「 | 確かに変じゃな。」 |
クロード | 「 | どういうことですか?」 |
ガブリエル | 「 | こういうことだよ。」 |
クロード | 「 | なにっ!?」 |
ルシフェル | 「 |
くく…ようこそ、諸君。意外に遅かったな。 我々は君たちが来るのを、ずっと待っていたのだぞ。」 |
レナ | 「 | どういう意味よ!」 |
ガブリエル | 「 |
なに、大したことではない。 我々の計画も、最終段階が近づいてきたのでね。それを君たちにも披露して差し上げようかと思ったのだよ。」 |
クロード | 「 | 何だと!」 |
ガブリエル | 「 |
既に我々は、エナジーネーデの移動システムと対航宙艦兵器を完成させた。 さらに惑星破壊兵器の完成もそう遠くない。近いうちに銀河系は我々の手に落ちる。」 |
オペラ | 「 | それはどうかしら? 地球連邦が黙っていないわよ。」 |
ハニエル | 「 |
残念だが地球連邦軍の陽電子砲ごときでは、このエナジーネーデを包むシールドに傷をつけることすらできん。 それに比べて我々の反陽電子砲は、奴らの防御シールドを紙の様に貫くことができる。」 |
レナ | 「 | 何…あれは?」 |
クロード | 「 | そんな…カル…ナス。」 |
オペラ | 「 | カルナスですって? まさか…。」 |
クロード | 「 | 僕の、父さんが乗ってる船だ。」 |
クロード | 「 | !」 |
クロード | 「 | 何だって!? まさか、お前達!」 |
ルシフェル | 「 | まずは、出力10%程でいいな?」 |
ガブリエル | 「 | やれ!」 |
オペレーター | 「 |
提督! セクターθの中心にエネルギー体を確認。急激にエネルギー量が増加していきます。」 |
操舵員 | 「 | !」 |
操舵員 | 「 | そんな…円周加速反応!? 提督、反物質砲です!」 |
ロニキス | 「 | 何!? あそこは超新星の残骸だぞ。クラスナインものエネルギー体の中に、何があるというんだ!?」 |
オペレーター | 「 | 内部に何かが存在するのかも知れません。」 |
ロニキス | 「 | …。」 |
ロニキス | 「 |
全通信回線開け! 可能な限りの通信言語で友好の意志を伝えてみろ。 同時に、万が一に備え、後部防御シールドを全開にしておけ。」 |
オペレーター | 「 | 了解!」 |
操舵員 | 「 | さらに、目標の円周加速反応増大中!」 |
ロニキス | 「 | 向こうからの返答は!?」 |
オペレーター | 「 | 駄目です! 依然沈黙を守っています。」 |
ロニキス | 「 | 後部防御シールド出力最大。全員、対ショック用意。」 |
オペレーター | 「 | きゃあっ!」 |
ロニキス | 「 | くっ!」 |
操舵員 | 「 | わあっ!」 |
オペレーター | 「 | 後部防御シールド、出力72%に低下!」 |
ルシフェル | 「 | ほう…意外にやるものだな。」 |
ガブリエル | 「 | 出力を上げろ。」 |
ルシフェル | 「 | さて…それでは、次は30%で試してみるとするか。」 |
クロード | 「 | なにっ!!!」 |
操舵員 | 「 |
さらに目標の円周加速反応増大中! 先ほどの砲撃よりもエネルギー量が上昇しています。今度はクラス0.4のエネルギーです!」 |
ロニキス | 「 | 全てのエネルギーを後部シールドに回せ! 急げ!!」 |
オペレーター | 「 | 砲撃、来ます!」 |
ロニキス | 「 | くううっ!」 |
操舵員 | 「 | うわああっ!」 |
オペレーター | 「 | 後部シールド、出力22%に低下! 次は耐えられません!!」 |
ロニキス | 「 | こちらも陽電子砲で応戦しろ!」 |
操舵員 | 「 | あの巨大なエネルギー体の、何処を攻撃するというんですか!?」 |
ロニキス | 「 | 先ほどの二発の砲撃から、コンピューターで発射地点を計算しろ。計算終了しだい、反撃を行う!」 |
オペレーター | 「 | 分かりました!」 |
オペレーター | 「 | 計算終了! 座標「2417‐3325‐1414」陽電子砲、照準あわせます!」 |
ロニキス | 「 | よし、撃て!」 |
ルシフェル | 「 | 無駄なことを…。」 |
ガブリエル | 「 | 出力を…上げろ。」 |
クロード | 「 | !」 |
クロード | 「 | お願いだ。もう、やめてくれ…。」 |
ルシフェル | 「 | さらばだ。」 |
クロード | 「 | やめろおおぉぉっっ!!!!!!」 |
ロニキス | 「 | どうだ、効いたか!?」 |
オペレーター | 「 | 陽電子砲、効果が確認できません!」 |
操舵員 | 「 | 円周加速反応! 次が来ます! 今度はクラス0.7です!!」 |
ロニキス | 「 | なんて…ことだ!」 |
クロード | 「 | 許さない…絶対に許さないぞ! お前達、全員殺してやる!!」 |
ハニエル | 「 | 威勢だけはいいな…。」 |
ルシフェル | 「 | 頭に血が昇っていては、勝てる戦いも勝てんぞ。」 |
ザフィケル | 「 | ガブリエル様、この場は私にお任せ願いたい。」 |
ガブリエル | 「 | よかろう。」 |
ルシフェル | 「 | ザフィケル、手加減してやれよ。」 |
クロード | 「 | なにっ!!」 |
ザフィケル | 「 | 四つの場で、なにをコソコソとやっていたのかは知らないが、所詮、我々の相手ではない。」 |
ナール | 「 | くっ、囲まれたか…。」 |
マリアナ | 「 | 上等だよ! 全員まとめて叩き潰すだけさ。」 |
ザフィケル | 「 | そう簡単にいくのかな?」 |
マリアナ | 「 | 今すぐやってみせてあげるわよ。行くよっ。みんなっ!」 |
--- 戦闘 --- | ||
ザフィケル | 「 | ほう…生き残ったか。まだまだいるぞ。」 |
クロード | 「 | なにっ!!」 |
--- 戦闘 --- | ||
ナール | 「 | ダメじゃ…キリがない。」 |
クロード | 「 | 覚悟しろ、父さんの仇だ!」 |
ザフィケル | 「 | 面白い。貴様達の力を見せて貰おうか。」 |
--- 戦闘 --- | ||
ザフィケル | 「 | ふん…話にならんな。」 |
クロード | 「 | くそっ!」 |
セリーヌ | 「 | 攻撃が効かないなんて、どういうことですの?」 |
マリアナ | 「 | 正直な話、ここまで力の差があるとは思わなかったわね。」 |
ナール | 「 | いかん、撤退しましょう。ひとまず撤退して、体勢を立て直さなくては!」 |
ザフィケル | 「 | 愚かな…。逃げられるとでも思っているのか?」 |
マリアナ | 「 | ここは私に任せな。他のみんなは、今のうちに逃げるんだよ。」 |
レナ | 「 | そんな、マリアナさん!」 |
ナール | 「 | 早く来るのじゃ。」 |
マリアナ | 「 | 今は引け。仕方ないんだよ。このままじゃ勝つ事はできない。」 |
クロード | 「 | でも…。」 |
マリアナ | 「 | いいから早く行きな! 私がどれだけ耐えられると思ってんだよっ!」 |
ザフィケル | 「 | 自らを犠牲にして仲間を逃がすか。フム。殊勝な心がけだな。」 |
マリアナ | 「 | さて、どうかしら。言っておくけど、負けるつもりなんてこれっぽちも無いんだからね。」 |