ファンシティ・闘技場 - 詳細
反物質武器の完成 。
クロード | 「 | あの…、一体ここで、何が始まるんですか?」 |
職員 | 「 | あなた方には、我々が作成した特別プログラムによって、十賢者との戦闘をシミュレーションしていただきます。」 |
レナ | 「 | シミュレーション?」 |
職員 | 「 |
ええ。ご存じかも知れませんが、この闘技場ではバーチャル・リアリティによって様々なタイプのモンスターと対戦する事ができるようになっています。 そこで以前のデータを元に、我々の方で十賢者達の疑似データを作成しました。」 |
クロード | 「 | 要するに十賢者との対決に備えて、最後の調整を行えって事か。」 |
職員 | 「 | その通りです。」 |
アナウンス | 「 | 準備はよろしいですか? それでは、始めたいと思います。」 |
職員 | 「 | さすがですね。もはや、このシミュレーターでは、あなた方の相手になりませんよ。」 |
ミラージュ | 「 | おっ、いいカンジでやってるねー。」 |
クロード | 「 | ミラージュさん!」 |
ミラージュ | 「 | やぁ、クロード。元気でやってたかい?」 |
クロード | 「 | 見ての通りですよ。」 |
レナ | 「 | ミラージュさんが来たって事は、もう反物質武器は完成したんですか?」 |
ミラージュ | 「 | うん、完璧だ。」 |
ミラージュ | 「 | まずはクロード、アンタにはこれだ。反物質でできた剣『セイクリッドティア』だ。」 |
ミラージュ | 「 | それからレナ、アンタにはこれだ。反物質でできたナックル『ファルンホープ』だ。」 |
ミラージュ | 「 |
それからこいつが『ヴォイドマター』だ。こいつとの共鳴によって、みんなの武器がパワーアップする。 使い方は至って簡単。ただ持ってるだけでいい。それだけで、アンタたちの武器が反物質フィールドに包まれるように調整してある。」 |
プリシス | 「 | へぇ~。すっご~い!」 |
ミラージュ | 「 | さてと…、それじゃあ、私は帰らせてもらうとするかな。」 |
レナ | 「 | えっ!? もう帰っちゃうんですか?」 |
ミラージュ | 「 | ああ。早めに終わらせておきたい論文とかもあるからな。」 |
クロード | 「 | そうですか。」 |
ミラージュ | 「 | まあ、最後まで頑張りな。私はアンタたちの味方だから。」 |
クロード | 「 | ありがとうございました。ミラージュさん。」 |
ミラージュ | 「 | なに、礼には及ばないさ。私も作ってて楽しかったよ。それじゃ。」 |
クロード | 「 | さてと。武器も手に入ったことだし、これからどうしようか?」 |
レナ | 「 | もう少し、ファンシティにいた方がいいんじゃないかしら。ナールさんからの連絡もまだだし…。」 |
クロード | 「 | そうだね。それじゃあ、もう少しこの闘技場で特訓していようか。」 |
係員 | 「 | では、特訓したい場合は、私に話しかけて下さい。」 |
係員 | 「 | まだ特訓しますか?」 |
レナ | 「 | ナールさんからの連絡がまだだけど、一度セントラルシティに戻りましょうか?」 |
クロード | 「 | う~ん。いや、最後にシミュレーションで十賢者ともう一度戦うっていうのはどう?」 |
レナ | 「 | …そうね。そうしましょうか。」 |
ザフィケル | 「 | 何なら…この俺が、貴様等の特訓につき合ってやろうか?」 |
クロード | 「 | お前たちは!」 |
メタトロン | 「 |
久しぶりだな、貴様等。エルリアタワーの最上階での戦い、なかなかよかったぞ。 それにしても、ラファエル様の情報通りだ。いい悪あがきをしているな。」 |
ジョフィエル | 「 | 無駄ナ事ヲ…。我ガ名ハ、ジョフィエル。オ初ニオ目ニカカル、トデモ言エバイイカ?」 |
レナ | 「 | 何をしに来たの!?」 |
ザフィケル | 「 | 貴様等が何やらコソコソとやっているという話を聞いてな、わざわざ我々の方から出向いてやることにしたまでだ。」 |
ザフィケル | 「 | こいつ等の相手は、この俺に任せてもらおう。あの時はとんだ邪魔が入ったからな。ここで決着をつける!」 |
メタトロン | 「 | ならば私は、先ほどの女を追うことにしよう。獅子はウサギを狩るのにも全力を尽くす、と言うからな。」 |
ジョフィエル | 「 | 私ハ、好キニ殺ラセテモラウ…。」 |
クロード | 「 | 待て、お前たち!」 |
ザフィケル | 「 | おっと! 奴等を追いたければ、まずこの俺を倒すことだな。」 |
ザフィケル | 「 | この程度のデク人形に勝てたからと言って、調子に乗られては困る…。」 |
クロード | 「 | くっ!」 |
ザフィケル | 「 | なかなか良い気迫だ…。さて、お手合わせ願おうか。行くぞ!!」 |
--- 戦闘 --- | ||
ザフィケル | 「 | こんな…、こんなバカな…。見事だ…。貴様達の勝ちのようだな…。」 |
クロード | 「 | 僕たちは、勝った…のか?」 |
クロード | 「 | そうだ! 急いで、残りの二人を追わないと!」 |
クロード | 「 | !」 |
ノエル | 「 | 何ですか、今の光は!?」 |
「 | きゃ~っ!!」 | |
「 | うえ~んっ、ママー!」 | |
ジョフィエル | 「 | ククッ…逃ゲロ逃ゲロ、虫ケラ共メ。」 |
ジョフィエル | 「 | モット、モットダ! モット私ニ、貴様等ノ悶エ苦シム姿ヲ見セテミロ!」 |
クロード | 「 | やめろっ!」 |
ジョフィエル | 「 | 貴様等ハ…。ザフィケルノ奴ハ、ドウシタノダ?」 |
プリシス | 「 | あいつなら、倒しちゃったよ~だっ!」 |
ジョフィエル | 「 | ナニ!?」 |
クロード | 「 | エクスペルのみんなの…ネーデの人達の…そして父さん達の苦しみをお前も受けて見ろっ!」 |
--- 戦闘 --- | ||
ジョフィエル | 「 | ソンナ…ナゼ…理解不能…理解…不…能…。」 |
レナ | 「 | どうにか二人まで倒せたわね。」 |
クロード | 「 | ああ。だけど、最後の一人はどこに行ったんだ?」 |
セリーヌ | 「 | そう言えば『先ほどの女を追うことにしよう』って言ってなかったかしら?」 |
クロード | 「 | 先ほどの女って…。」 |
ノエル | 「 | もしかして、ミラージュ博士のことでは!?」 |
クロード | 「 | 大変だ、急いでアームロックに行かないと。」 |
入場係 | 「 | クロード様。いったい、この騒ぎは何が…。」 |
クロード | 「 |
十賢者の奴らが襲ってきたんだ! 二人は何とか倒したけど、残りの一人がアームロックに向かっているんだ。 早く行かないとミラージュさんの命が危ない!」 |
入場係 | 「 | た、大変だ! すぐにセントラルシティに連絡しないと!」 |
レナ | 「 | 急ぎましょう!」 |