フィーナル・最上階:第二次フィーナル侵攻 - 詳細
最後の戦い(通常戦)
クロード | 「 |
お前たちの野望もここで終わりだ! 僕らの住む銀河のため、そして父さんの仇を討つためにお前を倒す!」 |
ガブリエル | 「 |
ほう、威勢だけはいいようだな。 だが、もう遅い。すでに崩壊紋章は完成した。」 |
クロード | 「 |
これ以上の悪あがきはやめろ! 残ったのは、もうお前一人だけだ!」 |
ガブリエル | 「 |
悪あがき? もう一人? だったら何だというのだ? 全ては私だけで十分だ。他の九人など、いてもいなくても関係ない。 私の側には、たった一人だけいればそれでいい。」 |
ガブリエル | 「 |
さて…、フィリアよ。ゆっくりと、楽しむとしようか… こいつらをひねり潰し、その断末魔の叫びを破滅への序曲としよう。」 |
--- 戦闘 --- | ||
ガブリエル | 「 |
無駄な事を…。どうせ、宇宙は滅ぶのだ…。 我々が死ねば、崩壊紋章が作動するようになっている。 我々の目的は達成できるのだ…。」 |
クロード | 「 | 目的だって!? 全てを滅ぼして、何を支配するというんだ!」 |
ガブリエル | 「 |
支配だと? 支配など…出来なくてもよいのだ。 支配が出来なければ、全てを破滅させるまで。」 |
レナ | 「 | 何で? 何でそんなことをするの?」 |
ガブリエル | 「 |
お前などには分かるまい…。 それこそが我々の使命であり存在意義だったのだ。 その為だけに、我々は造られたのだ…。」 |
クロード | 「 | な、何だ!?」 |
ガブリエル | 「 |
我々の生命活動の低下によって、崩壊紋章が作動したようだな。 もはやいかなる手段をもってしても、滅びを食い止めることはできん。」 |
ナール | 「 | レナ殿。早く、結界紋章を崩壊紋章の上に!」 |
ミラージュ | 「 | 何やってるんだい! 早くしないと、手遅れになっちまうよ。」 |
ガブリエル | 「 | バ、バカな…。」 |
--- 再び揺れが起こる --- | ||
レナ | 「 | なに!? どうして!」 |
ミラージュ | 「 | どうやら、始まったようだね。」 |
クロード | 「 |
どういうことです! 結界紋章の力で、宇宙の崩壊を止められるんじゃなかったんですか?」 |
ナール | 「 | はい。結界紋章の力で、確かに全宇宙の崩壊は食い止めました。」 |
レナ | 「 |
じゃあ、この揺れは何なんですか? 心なしか、さっきよりもひどくなっていますよ!」 |
ミラージュ | 「 |
言ったはずだよ。 結界紋章は、破壊すべき対象を反らすことしか出来ないって… 全宇宙を崩壊させるだけのエネルギーを受け止められる場所なんて、そうそうないさ。」 |
プリシス | 「 | ど、ど、ど~いうこと?」 |
ナール | 「 | 結界紋章の力によって、全てのエネルギーを、このエナジーネーデで引き受けます。」 |
レオン | 「 | そんなことをしたら、エナジーネーデは大丈夫なの?」 |
ナール | 「 | …恐らく、跡形も残らず消滅してしまうでしょう。」 |
クロード | 「 | そんな…。」 |
ミラージュ | 「 |
安心しなって。 滅びのときに生じるエネルギーを使って、あんたたちはエナジーネーデから空間転移させるから。 そして同時に、過去のエクスペルもこの時空に呼び寄せるのさ。 そうすればあんたたちの望みはかなう。」 |
セリーヌ | 「 | そういう問題ではないでしょう!」 |
ミラージュ | 「 |
宇宙そのものが崩壊するよりマシだろ? 崩壊紋章は、俺たちネーデ人が間違えて作ってしまった物だ。 自爆をするのに道連れはいらないよ。」 |
ナール | 「 |
それにネーデは、永く生きすぎました。その気になれば、宇宙を滅ぼせるほどに…。 これだけ発展した文明は他にありません。ネーデもそろそろ寿命なのですよ。」 |
クロード | 「 |
何で、教えてくれなかったんですか… ナールさんたちが、エナジーネーデのみんなが犠牲になると分かっていたら、僕は…。」 |
ミラージュ | 「 | あんたたちは優しいからね。このことを知れば、きっとためらうと思ったのさ。」 |
ナール | 「 | ですから、この二人には何も言わないように伝えておきました。」 |
クロード | 「 | そうだ、エナジーネーデの人たちも一緒に行けば…。」 |
ナール | 「 |
いいえ。ネーデが滅びる時は、われわれも滅びます。 進化をやめた生物は、その存在に価値がないことを我々は悟ったのです。」 |
ナール | 「 |
レナさん。チサトさん。そしてノエル博士。 あなた方は、ネーデ人の最後の生き残りとして、精一杯生きてください。」 |
レナ | 「 | みなさん…。」 |
ノエル | 「 | はい…がんばります…。」 |
チサト | 「 | さようなら。みんな…。」 |
ナール | 「 | では、そろそろお別れです。」 |
クロード | 「 | ナールさん、僕は…。」 |
ナール | 「 |
いいのですよ。我々の心は、不思議と穏やかなのです。 それは恐らく、あなた達と心が共にあるからなのでしょう。」 |
ミラージュ | 「 | じゃあな。俺たちの心を、しっかりと持って行けよ。」 |