拡張DLLによる変更点>セーブデータの違い
CW本体更新関連メモ #2:CW1.28→1.29
環境設定の最後の項目「選択モードでの背景効果」は、チェックを外してセーブしても、次回起動時にはチェックONの状態に戻っていました。拡張DLLを導入すると、設定状態の保存ができるようになります。
この修正のため、宿データに変更が加えられています。
セーブデータの違い
拡張DLLが追加された事によって生じる以前との差は、以下の2つです。- セーブデータのバージョン
現行(エンジンv.1.2.8.3のみ)=10
先行配布版(エンジンv.1.2.8.3+拡張DLL)=11
- Environment.wydに「選択モードでの背景効果」保存用領域1バイト追加
他のゲーム環境設定項目の直後、先頭から42バイト目に割り込む形で追加されます。
このため、それより後のシナリオ済印や宿ゴシップなど大部分のデータが1バイト分後ろにずれます。
しかし、その逆(Ver.11宿データを従来の1.28エンジンでロード)はできません。
バグ修正で環境設定保存場所の欠落が解消されて、セーブデータの構造が変化したためです。
もしも逆を行いたければ、少しだけ細工をする必要があります。
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宿データVer.11を、どうしてもVer.10に戻したい場合
前の項で書いた通り、少しだけ細工をする必要があります。そこまでして戻さなくてはならない場合をちょっと思いつきませんが、一応可能という事で方法など。
- このページ最上部の「確認済」バージョンの拡張DLLでの話です。
今後新たに宿データに変更が加えられた場合、実行できなくなる可能性があります。
- ここで紹介する方法では、バイナリエディタでセーブデータに手を加えます。
少しでも不安や疑問を感じる方は実行しない事をお勧めします。
拡張DLL導入以前の宿のバックアップがあれば、それを使って戻してください。
- 実行される方は、事前に必ず宿のバックアップを作成してください。
細工とは、要するに、以前に無かったものを取り除く事です。
バイナリエディタでEnvironment.wydを開き、先頭から42バイト目を削除してください。
(※初めの1バイトを「先頭から1バイト目」と数えています。)
次に、拡張DLLを削除します。
拡張DLLのバージョンが1.3までの場合は、CWフォルダ内から拡張関連のファイルを削除するだけです。
1.4以降の場合は、拡張なしのCW本体を別の場所にインストールし、宿データをそちらに移動してください。
データバージョンは書き換え不要です。
追加1バイト分の削除さえ間違いなく行えば、バージョン11のまま従来の1.28エンジンでロードできます。
その後セーブすると、データバージョンは10に戻ります。
ただし、拡張DLLを削除した事で透過対応がなくなるため、既に透過BMPを使ったカードが宿やパーティの持ち物などある場合、その表示が酷い事になります。
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