【CW1.30】での変更点
CW本体更新関連メモ@各バージョン変更点まとめ
変更点は、シナリオ作成に関わるもののみ書き出しました。
公式ファンサイトの新バージョンの機能を参考にしていますが、書かれていない事もあるため恐らく不完全です。
使用時に対策を考えた方が良さそうなもの
- 新しく追加されたコンテント
- ステップ代入コンテント
- フラグ代入コンテント
- ステップ比較分岐コンテント
- フラグ比較分岐コンテント
- ランダム選択コンテント
- CW1.30より古いエンジンでは、これらを含むファイルが要求される際に読み込みエラーが発生する。
- 状態判定分岐の拡張。混乱/激昂/勇猛/恐慌の4状態を、新たに識別できるようになった。
- CW1.30より古いエンジンでは必ず失敗する。
- メニューカードにPC画像を表示できるようになった。
- CW1.30より古いエンジンでもエラーは出ないが、画像は表示されない。
- BGMにOGGを使えるようになった。
- BGM再生方法を「bass」に設定しているときのみ再生可能。「winmm」ではより古いエンジンと同じ挙動。
- CW1.30より古いエンジンでは、エラーメッセージが表示される。
- 効果音にMP3、OGGを使えるようになった。
- 効果音再生方法を「bass」に設定しているときのみ再生可能。「winmm」ではより古いエンジンと同じ挙動。
- CW1.30より古いエンジンでは、代わりにWindowsのシステムエラー音(たぶん)が鳴る。
場合によっては対策した方が良さそうなもの
- クーポン分岐の拡張。適用範囲に「フィールド中の誰か一人」が追加された。
(→敵キャストを選択可能になった)- CW1.30より古いエンジンでは必ず成功する。
- 称号が一致しさえすれば敵を選択状態にできるため、シナリオ外から持ち込んだカードの使用時イベントでも敵を倒せてしまう。死亡イベントの不発に要注意。
- パーティー同行中のキャスト(NPC)の手札カード関連
- 同行NPCのデータ読み込みタイミングが変更され、手札カードの回復に影響が出ている。
(シナリオ開始時 or 初回加入時にデータ取得、その後はシナリオ終了まで変更が蓄積されていく。加入操作でリセットされない。) - 具体的には、
- 戦闘中に使用した技能・アイテム・回数有限の付帯能力が使った分減ったままとなり、回復しなくなった。
- 戦闘中に自身に召喚した召喚獣が、戦闘終了時に消滅しなくなった。戦闘終了時の残回数が維持される。
- 離脱→再加入しても減った分は戻らず、召喚済み召喚獣も消えない。
- 同行NPCのデータ読み込みタイミングが変更され、手札カードの回復に影響が出ている。
修正されたバグ
[▲上へ]その他
- [WirthBuilder] カードにイメージ格納を行う際、PNGファイルを指定できるようになった。
- ただし、1.30エンジンは、PNGの表示に対応していない。
格納時にビットマップに変換することにより、結果的に表示できるようになっている。
- ただし、1.30エンジンは、PNGの表示に対応していない。
- [WirthBuilder] カードなどにイメージ格納を行う際、「規格外を許容」を選択すると、74×94以外のサイズでも選択リストに表示される。
- 規格外画像の表示形態
- 画像左上隅の1ピクセル升の色が透明色として扱われるのは、規格サイズと同じ。
- キャストカードの表示(同行NPC、バトル敵キャスト)では、選択した画像の中央がカードの中央に合わされる。
その他(メニューカード、効果系カード、情報カード、貼紙)では、規格サイズの表示範囲左上隅に画像の左上を合わせる形で表示される。 - カード下地よりも前面に乗るため、はみ出るとカード周囲の黒い枠線が隠れてしまう。
貼紙も同じで、サイズによっては紙の部分をはみ出て木目部分にかかることがある。
- 備考
- 実はエディタから直接選択できないだけで、規格外画像の表示形態はCW1.20~1.29でも同じ。
バトルでカード下地よりも大きいサイズの画像を指定してカード枠を消し、背景に溶け込むような表示にする演出などに利用できる。
(ただし、見た目と引き換えに、攻撃対象の位置がパッと見で分かり辛くなる欠点も。) - 選択した画像が、縦横サイズそのままで埋め込まれる。表示範囲外が切り落とされることはない。
- 無暗に大きな画像を使うと、シナリオの無駄な肥大化の原因となる。
- 先程のバトルで枠消しの例なら、格納する画像は横95×縦132ピクセルにし(カード下地が95×130サイズ)、上下端に他で使っていない色で1ピクセル幅のラインを入れると無駄がない。
- CW1.30付属のWirthBuilder(v.1.0.8)上ではキャストカードの表示が技能やアイテムなどと同じになっており、エンジンで見たときと見た目が異なる。
- 実はエディタから直接選択できないだけで、規格外画像の表示形態はCW1.20~1.29でも同じ。
- 規格外画像の表示形態
- [WirthBuilder] キャストの設定に、素質「凡庸型」「英明型」「無双型」「天才型」「神仙型」「なし」の項目が追加された。
- WirthBuilderで上記項目が追加されたことで全ての特殊型を設定可能になったが、CardWirthEditor1.28とは英雄型キャストに付与される素質称号が異なっている。
- [WirthBuilder] クーポン、ゴシップ、シナリオ終了印に入力可能な文字数が増えた。
- クーポンとゴシップについてCardWirthEditorには無かった入力方法が追加されており、そこでは入力の制限が大幅に緩和されている。
また、文字列長の考え方がCardWirthEditorとは異なっている。- 【データウィンドウでの入力・編集】
データウィンドウから、クーポン・ゴシップの追加や編集が行えるようになった。
新規追加のときは、文字数の上限不明(半角及び全角で1万文字の入力が可能なことを確認)。
既存の編集では、259文字(全角半角の区別なし)に達しているとそれ以上入力ができない。
また、データウィンドウで既存のクーポンやゴシップを編集可能な状態にし、文字列を全選択してコピーすると、259文字(全角半角の区別なし)を超える部分は自動で切り落とされる。 - 【イベントビューでの入力・編集】
クーポンは、イベントビューで直接入力する方式から、データウィンドウにあるものを選択する方式に変更になった。
ゴシップ・終了印は、32文字(全角半角の区別なし)まで入力可。
- 【データウィンドウでの入力・編集】
- WirthBuilder公開以前のエンジンで、当時の入力制限を超える長さのクーポン・ゴシップ・終了印を付与するシナリオを実行した場合も、セーブデータにはそのまま反映される。各所持分岐や喪失コンテントも正常に働く。
ただ、クーポンはPC経歴欄等で隠れずに表示できる長さに限界がある。環境やフォントによる違いも考慮し、全角15文字以内程度に収めるのが無難かも。
シナリオプレイだけなら見ることがないゴシップなども、長すぎるとそれだけで何十、何百KBになることも……。 - 【参考】CardWirthEditorの入力制限
クーポン→半角255文字(全角127.5文字)、ゴシップ&終了印→半角32文字(全角16文字)までで、それ以上は入力できず、より長い文字列をコピーして入力欄に貼り付けても上限を超えた部分は削除される。
上限より長い文字列が書き込まれているシナリオデータを開いた場合は、そのまま保持される。 - 【参考】ユーティリティモードの制限
CW1.20~1.30では、ユーティリティモードでクーポン・ゴシップの内容をコピーしようとすると、先頭から半角259文字(全角は130文字)分までしかコピーできない。
後に公開されたCW1.50でも、先頭から259文字(全角半角の区別なし)しかコピーできず、長すぎるとエンジンから全てを確認できなくなる。
- クーポンとゴシップについてCardWirthEditorには無かった入力方法が追加されており、そこでは入力の制限が大幅に緩和されている。
- [WirthBuilder] キーコードに設定可能な文字数が増えた。
- 半角1万文字や全角1万文字でも入力できる。上限は不明。
- WirthBuilder公開以前のエンジンで、当時の入力制限を超える長さのキーコードを持つカードを配布した場合も、セーブデータにはそのまま反映される。キーコードイベントも、シナリオ側の設定が問題なければ、正常に発火する。
- 【参考】CardWirthEditorの入力制限
半角255文字(全角127.5文字)までで、それ以上は入力できず、より長い文字列をコピーして入力欄に貼り付けても上限を超えた部分は削除される。
上限より長い文字列が書き込まれているシナリオデータを開いた場合は、そのまま保持される。
- エンジンの変更(主なもの)
- リソースのオーバーライド機能追加。簡単に画面の見た目を変えられるようになった。
- 効果音としてMIDIを再生できるようになった。ただし、同梱のWirthBuilderで選択はできない。
効果音再生方法を「bass」に設定しているときのみ再生可能。