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2018年10月の記事は以下のとおりです。

[CardWirth] CW20周年記念宿、始動

[JPEG-128KB]

下町砂介様に20周年で描いて頂いた_1に5人足して、新たに記念の宿を作成しました。
とある事情により、パーティーメンバー全員がオッサ……もとい熟練男女です。一番若い設定のキャラがギリギリ40手前、上は50代半ばの構成で、たぶん体力不足に悩んでそうです。
今回は、普段とは違ってきっちり設定を決めてあるため、口調称号ぐらいは持たせようかと思っています。その他、この宿は_1が主人公なので、_1に「_リーダー」と「_メイン」を設定して初期設定は完了ということにします。

(11/1追記)
……と、上記を出発点に、一時はこの際フレーバー称号などPCを飾る系のものを盛れるだけ盛ってみようかなどと思っていたのですが、あえなく挫折しました。
全員、所謂「一般男性」「一般女性」の口調イメージで、特別な力があるわけでもない、ごくごく普通の人間です。得物と得意分野の違いはありますが、やはり第一に冒険者であって、ゲームで見るようなクラス制のイメージもしっくり来ず。付与すべきフレーバー称号を思いつかないとは思いませんでした。聊か残念ですが、無理矢理捻りだすのも何か違う気がします。また、背景設定はこのパーティー特有の事情のため、絵か文章で表現するほかなさそうです。
結局、_1にリーダーの称号を持たせて、そのままリューンへ──。

参考:Twitterモーメント「CW20周年記念宿」

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[CardWirth] 「データバージョン4&Wsn.2混在不可例」 1.00

少し前に公開した「複数PCの名前を一度に表示するサンプル」から、データバージョン4とWsn.2の混在が不可能な例外に関する部分を切り離して、別のサンプルシナリオとして公開しました。とりあえずやったことを晒してみましたが、自分で見ても、何がしたかったのか良く分からない感じになってましたので。

分離した残りの部分は、後日、「CW1.30&1.50新機能代替サンプル(忘れられた実験室)」の一部を追加し、少し手を加えて、『名呼びサンプル詰め合わせ』に衣替えしてアップする予定です。

データバージョン4&Wsn.2混在不可例 ver.1.00
DLはこちら

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[CardWirth] 「複数PCの名前を一度に表示するサンプル」 1.01

混在可能なWsn.2新機能の例を入れ忘れてました。
1つ前の記事に書いた、メッセージのセンタリングです。Wsn.2専用メニュー「混在テスト」内にあります。


複数PCの名前を一度に表示するサンプル→ver.1.01
・混在可能なWsn.2新機能の例を追加
DLはこちら

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[CardWirth] 「複数PCの名前を一度に表示するサンプル」 1.00

2~3日ほど前。
だらだらとTwitterの画面を眺めていた自分の目の前を、複数PCの名前を1つのメッセージに云々……というツイートが流れていきました。
ぼんやりしていたので、詳細も、どんな流れだったかも思い出せません。半分寝ぼけた頭で、そう言えば昔は出来なくて困っていた人がいたなと、考えました。

今はNextで指定番号のPC名をメッセージに表示する特殊文字 $??Player1~6$ があるし、ステップの「特殊文字を展開」機能と合わせて使えば簡単です。
PyでもWsn.2で $??Player1~6$ によるPC名の表示ができるようになったし、ステップの特殊文字展開もあるので、Nextと同じやり方で全く問題ありません。
たぶん、以前は無理だったが簡単になったとかいう話だったんだろうな……。

と、そこで思い出したのが、HANDさんの「バージョン混在サンプル」です。
ひょっとして、NextやWsn.2対応エンジン(Py2(など))では一度に複数人の名前を呼ばせつつ、それ以外では良い感じに誤魔化した代替セリフを入れる、みたいなことができるのじゃなかろうか。

そう思ってやってみた結果、今回考えた方法では無理でした。
Next仕様との混在は可能でしたが、Wsn.2仕様を混在させた部分は上手く動きません。

【結論】

  • Nextだけ複数PCの名前を呼ぶCW1.50・Next・Py三種対応シナリオを作ることは可能。
  • Pyでもやりたければ、今のところ専用シナリオ(WSN形式)一択?

以上です。
最初にどのエンジンでも動く複数PCの名前を一度に表示するサンプルを目指して作り始めたので、そのままの名前で出してますが、今の内容では、Wsn.2で他の仕様との混在が上手くいかない例のサンプルと言った方が正確かもしれません。Next仕様との混在例としてならご利用頂けます。

※※※
上手く動かないというのは、どういうことかというと:

テスト用として作成したサンプルでは、Wsn.2対応エンジンではPackageフォルダ内にあるXML形式のパッケージが読み込まれますが、パッケージ内のセリフに含まれる文字列 $??Player1~6$ は、特殊文字として扱われません。そのため、セリフコンテントに「$??Player1$」と書いてあれば、PCの名前ではなく、そのまま「$??Player1$」と出力されます。

これは、バージョン2以降のPyエンジンが $??Player1~6$ を特殊文字として扱うかを判断する際、シナリオのサマリに書き込まれているシナリオデータバージョンを見ているためです。
XML形式のパッケージにもデータバージョンの情報は入っていますが、シナリオの土台がデータバージョン4のためサマリからシナリオのデータバージョンが読み取れず、Wsn.2シナリオと解釈されません。

ざっと見た感じでは、他にも、独自のシステム称号(@効果対象 など)周りがシナリオ側のデータバージョンチェック対象になっているようでした。クラシック形式やWsn.0、Wsn.1でも入力できてしまう部分に対しての、安全策なんでしょうかね。
一方で、Wsn.2対応ツールでXML形式で編集中でないと使えないものに関してはチェックが無いようです。簡単なところでメッセージのセンタリングを試してみたのですが、他の仕様と共存させても問題なく動きました。
(※混在ができない例外サンプルも作っています。良かったらどうぞ。)

うーん。意外な落とし穴が。
ともあれ、やってみた結果を晒します。

複数PCの名前を一度に表示するサンプル ver.1.00
DLはこちら

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[CardWirth] Qubes及びQubes素材について

昨日、Twitter上でQubesに関して会話をする機会がありました。会話内容はモーメントTogetterでまとめてあるので、そちらをご覧ください。

今、Qubesを使おうとすると……

シナリオにQubes対応素材を使おう、もしくはQubes対応素材を作ろうと考えたことがある方はご存知と思いますが、実際やろうとすると、ややこしい問題と直面することになります。
Qubesのサイトでは、使用上の注意Q&Aで、

  1. 「Qubesの素材を使用したシナリオを公表」する時
  2. 「Qubes対応素材を作りたいと思」った時

の双方について、「必ず」メールか掲示板で考案者のらたら氏に連絡することを求めているからです。
それぞれ該当する箇所を、以下に引用します。

>Qubesの素材を使用したシナリオを公表される時には、必ず掲示板、あるいはメールでご報告をお願い致します。
(使用上の注意)

>Qubes対応素材を作りたいと思われる方は、必ず、メールか掲示板でお知らせください。
(Q&A)

しかし、掲示板は既に消滅、メールも届かず、らたら氏側から提供されていた連絡手段が消失している状態です。さらに、他の連絡方法も不明。よって、現時点で、求められている条件を満たした上での素材使用・素材作成は無理ということになります。

ここで問題になるのは、それぞれの文章に現れる「素材」という語句が何を指すかだろうと思います。
……が、そこへ行く前に、少しだけ前置き的説明にお付き合いください。

Qubesとは何か

らたら氏のサイトでQubesのコーナーに移動すると、まず最初に

>Qubesは、らたらが開発し提唱する、新しいタイプの画像描画システムです。

という説明があり、「Qubes」とはシステムの名称であることが分かります(Quarter view User-original Background Effect System の略)。外見としてクォータービューを採用、壁や床などのパーツをセル表示で組み合わせることによりエリアの背景を描画する仕組みになっており、パーツのサイズや表示位置、ファイル名の規則など様々な決まりが設けられています。
クォータービュー表示、素材の規格、パーツの重ね合わせによる描画を総合した仕組みとしての「Qubes」と言えると思います。

Qubesと著作権

パーツを組み合わせて一枚の絵として見せる、構造物をクォータービューで描写するなどのQubesシステムの内容は「アイデア」の部類に入るものと思われます。誰でも簡単に分かりやすくて格好良いダンジョンを作れるようにしたQubesシステムは本当に素晴らしいもので、考案者のらたら氏の功績は称えられて然るべきと思いますが、使用上の注意に述べられているような「Qubes(=システム)の著作権」が発生するかと考えると、その点については疑問です。

個々の素材については制作者に著作権が発生し、その利用規約に従わなければ著作権法違反となります。
一方、Qubes=システムの利用規約についても、法律の縛りがないだけで、使う以上は従うのが筋です。ただ、従わなかったから犯罪というわけではないため、先方側に起因することによって守りたくても守れない場合にどうすべきかは、人によって判断が分かれそうです。
この点を踏まえて、次に進みます。

対応素材作成については曖昧さはない

>Qubes対応素材を作りたいと思われる方は、必ず、メールか掲示板でお知らせください。
(Q&A)

この部分の「Qubes対応素材」という表記については、曖昧な点はありません。「Qubesに規格を合わせた画像を独自に作成して、自分のホームページなどでの公開は可能でしょうか?」という質問への回答の中に現れる表現であり、質問文にある「Qubesに規格を合わせた画像」を指すことは明らかです。
らたら氏以外の第三者が作成する素材に関して書かれているもので、システム利用のルールと考えて良いでしょう。

素材使用については解釈次第?

困るのは、Qubes素材を使おうとする時です。

>Qubesの素材を使用したシナリオを公表される時には、必ず掲示板、あるいはメールでご報告をお願い致します。
(使用上の注意)

この文章は、らたら氏のサイトに掲載された「Qubes使用上の注意」の最初にある、3項目の箇条書きのうちの1つです。この3か条は、次の3通りの位置づけが可能と思います。

  1. らたら氏作成のQubes素材に限定して書かれたもので、氏が有する著作権に基づく要請である。
  2. Qubes=システム使用上の注意事項であり、作者を問わず全てのQubes規格素材に適用されるが、著作権に基づく要請ではない。
  3. らたら氏作成のQubes素材に関しては著作権に基づく利用規約であり、他の作者の素材についてはシステム使用上のルールとして適用される。

昨日Twitterで首藤さんが仰っていた、Qubes誕生時にはらたら氏のもの以外の素材はなかったため、使用上の注意内の「Qubes」や「Qubesの素材」は「らたら氏制作のQubes規格素材」と解釈するのが適当というのは、1番目の見方に該当します。私も、書かれている内容から見て、3か条+下の改変についてとCW以外での使用についてまでは、自作限定の規約と解釈する方が自然だろうと思っています。
この見方に立てば、現在らたら氏のQubes素材は使えない可能性が高いですが、らたら氏以外の人が作成したQubes規格の素材はそれぞれの利用規約に従って使用することに何ら問題はありません。

ただ、必ずしもそれで間違いないと言い切れないものも感じています。
理由は、以下2つです。

  • 他の作者の権利を記した「THIRDPARTY(他の作者)の素材に関して」は、使用上の注意の一部として素材の改変やCW以外での使用に関する項目と同列に並べられており、最初に記された3か条の下位項目のように見えること。
  • サイト内に他の作者が作成した素材の紹介ページもあり、当時らたら氏以外の素材は無かった→文章内のQubesという語句はらたら氏作成の素材を指す、とするのはやや無理があるように思うこと。少なくとも規約を書き直すことはできたはず。

実は2番目もしくは3番目の見方の方が正しくて、シナリオ公開時の連絡は素材の作者とらたら氏の両方に行うよう求められている可能性が全くないわけでもないのかな、と……。

らたら氏ご本人に直接確認することができないため、結局のところ良く分かりません。
「THIRDPARTY(他の作者)の素材に関して」が「Qubes使用上の注意」の一部のような扱いでなく、互いに独立している構造なら、らたら氏以外の素材は別扱いと考えることができて、ここまで悩まなかったのじゃないかと思います。

ともあれ、真相がどうであっても、らたら氏の素材についてはほぼ使用不可と考えて良さそうです。
もったいない、と。それに尽きます。

参考)関連文書の場所

らたら氏のサイト「WindPalace」トップ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/InternetArchive
・Qubes使用上の注意

[Qubes] Qubesコーナーのトップ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes.htmlInternetArchive
・Qubesとは何かの説明

[Qubes>Q&A] Qubesに関するQ&A
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes_faq.htmlInternetArchive
・想定問答集

[Qubes>About Qubes] Qubesについて
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes_about.htmlInternetArchive
・Qubes規格の説明
・Qubes使用上の注意(サイトトップと同じ)

ジオシティーズサービス終了のお知らせが出ており、いずれ関連文書が消滅することが確定的なため、オリジナルの他にInternetArchiveのキャッシュのうち(現時点で)最新のものにもリンクをしています。

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[時空の塔] 始まりの地の終焉に際して

……もしくは、サイト開設時の利用サービスが終わるので初期バージョンのデザインを晒す!
これが黒歴史でなくて何だろうか(笑)。

※※※
Yahoo!ジオシティーズから、サービス終了のお知らせが出ていました。
Twitterで、CardWirth用アカウントのフォロワーさんが話題にしていたお陰で気づきました。CardWirthの関連サイトは古いところも多く、今度も結構な数のユーザーサイトが消滅しそうです。

今をさかのぼること凡そ十●年、当時ハマっていたゲーム関連のあれこれを晒すために「時空の塔」を作った時、公開場所として選んだのがジオシティーズでした。
サイトの場所は、プレイタウン、スペード通り8051番地
その後、アクセスが多い夜間(昔を知っている方にはテレホタイムと言った方が通じるかも)に重いことや、CGIスクリプトを自作し始めたことなどがあって退会し、有料サーバに移りました。スペード通り8051番地には、今は別の方が入居されているようです。

ジオシティーズは、個人がネットで色々やり出した頃に、一番盛り上がっていた無料ホームページサービスだったと思います。自分がジオシティーズを選んだのも、その頃一番有名なサービスだったとか、そんな他愛もない理由だったと記憶しています。「街に住む」というコンセプトが、面白かったこともありますかね。
今でも昔懐かしい感じのサイトが残っていたりするジオシティーズ。一定期間更新が無いと削除という規約でしたが、私は退会まで消されなかったし、自分の周囲で放置していたら消えたという話も聞かなかったと思います(←知人にもジオシティーズにサイトを持っている人が結構いた)。

※※※
さて。
サービス終了のお知らせの昔風デザインの方(←ページ中ほどにあるワープ(?)をクリックしてみてください)を見て思い出したのですが、そう言えば自分はサイトのデザインを大きく変える時に、初期の頃のファイルを保存していた、はず!

(↓)探したら出てきました。

…………。
………………。

[PNG-27KB]

この古臭さがまた……。
何も考えずに壁紙を貼ってました。見辛い。。
恥ずかしいので今は使わなくなった顔文字も、しっかり見えています。

実は、これよりも前のバージョンがあったはずなのですが、さすがに見つけられませんでした。
ちなみに、現在はこちらです。これも古臭くないとは言えない気がしますが。。。

これまでサービスを維持してきた方々、お疲れさまでした。
私に情報発信の手段を与えてくれた、当時のジオシティーズのスタッフの皆さまに感謝します。

※※※
(↓以下、2019/03/02更新)
【メモ】そこそこ最近(?)のサービス終了例
2008/12/01:Yahoo!ブリーフケース(有料会員専用に)
2010/10/31:infoseek isweb ライト
2011/06/30:COOL ONLINE
2012/05/21:infoseek isweb ベーシック
2014/11/30:OCNブログ人
2015/02/28:PageOn(OCN)
2016/03/31:フリーティケットシアター
2016/11/10:@homepage(Nifty)
2017/01/31:ZAQ BLOGari、WebSpace(J:COM)
2017/10/31:au one netホームページ公開代理サービス(旧DION)
2018/02/28:@PAGES
2019/03/31:ジオシティーズ ※予定
2019/12/15:Yahoo!ブログ ※予定

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