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[CardWirth] ○○に適当なPCを選ぶ話

PCに何か喋らせる時、どうせならセリフの内容により似合うPCに、というのは、シナリオ作りの中で一度は考える事ではないでしょうか。
それを実現するためにCASTシステムやSTARシステムが考案されており、それぞれ非常に良く考えられていると思いますが、特性クーポンの解釈が個々人の主観に依存する等の理由でイメージが異なるPCが選ばれてしまう事もあります。
これを改めて実感したのは、最近公式ギルドにアップされたSTARシステムの解説付きサンプルを使ってみた時でした。

なお、このサンプルの説明でも、人毎のイメージ差については言及されています。
良いシステムだからとそのまま使うのではなく、ある程度自分流の改造を施した方が良いのかも……って、改造OKでしたっけ。
ともかく、サンプルのミニストーリーで何が起きたかを以下に記します。


(0)家庭的
それらしいイメージで考えた事がなかったPCが選出されました。ただし逆のイメージも無かったため、潜在的傾向や無意識の願望と考えれば違和感はありません。

・「_名誉こそ命」と「_愛に生きる」は居ない。
(パーティー全員+1点)
・そのPC含む2名が「_繊細」持ち。
(この2名がさらに+2点)
となり、「_繊細」持ちPCが選ばれたようです。

繊細を家庭や家族と結びつけて考えた事はありませんでしたが、内向的で親しいものにより親和性を感じる性質と解釈すれば、その通りかもしれません。


(1)盗賊
魔法技能を持たせた魔術師的PCが選出されました。

これは、
・素質を適性で選んでいない。
(万能型の魔術師想定PCに+1点)
・全滅=死亡の縛りプレイゆえに万年金欠で、所持技能のほとんどが戦利品(つまり買っていない)。
(盗賊想定PCが盗賊の眼のみ所持で+1点)
の2つの理由で、盗賊想定以外が同点で並んだ事が原因のようです。
せめて盗賊を万能型にしていれば……;

所持技能を元にパーティー内での役割を推測する手法は他でもあったと思いますが、プレイヤーの事情や好みによっては有名な店・街シナリオの技能を持っているとは限らないため、どうしても限界があります。

素質は、どうでしょうか。
私のように敢えて向いていないのを選ぶ人は少数派ではないか、とは思うのですが。


(2)ス○ベ男
癒身の法や祝福などを持たせた僧侶的PCが選出されました。

・パーティーは男6人で、内訳は若者2人、大人4人。
(若者に+6点、大人に+5点)
この時点で若者有利です。

次に、特性称号による加算は、
○若者A【合計+3点】←これが選択されたPC
・「_都会育ち」所持(+1点)
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○若者B【合計+2点】
・「_好奇心旺盛」所持(+1点)
・「_勤勉」所持(+0点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○大人C【合計+3点】
・「_都会育ち」と「_好奇心旺盛」所持(+2点)
・「_勤勉」所持(+0点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○大人D【合計+3点】
・「_好奇心旺盛」と「_陽気」所持(+2点)
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」(+0点)
○大人E【合計+3点】
・「_好奇心旺盛」所持(+1点)
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)
○大人F【合計+2点】
・「_勤勉」でも「_遊び人」でもない(+1点)
・「_硬派」でも「_軟派」でもない(+1点)

さらに
・「_名誉こそ命」と「_愛に生きる」は居ない。
(パーティー全員+1点)

という事で、結局大人PCは誰も若者PCとの1点差を越えられず(越えなくて良いような気も)、都会育ちで中立的性格の神官想定の若者PCがヒットする結果となりました。
このように、関連称号の所持状況によってはイメージギャップが大きい選択がなされる場合もあります。


(3)熱血漢とアンチ熱血漢
熱血漢には、豪傑型で「_進取派」「_楽観的」「_武骨」を持っているPCが選出されました。これはイメージ通りです。

アンチ熱血漢には「_保守派」「_悲観的」「_繊細」所持で「_名誉こそ命」を持たない僧侶想定PCが選出されました。
大人しい人物像でイメージ通りとも言えますが、同時に「_献身的」所持でもあるため、ミニストーリーのように襲われているらしい人を発見した状況で淡々と冷静な観察をするかどうかは謎です。

この例のように選択と関わらない称号の所持状況によっても違和感が生じる可能性があることを、頭の片隅ぐらいに置いておいた方が良さそうです。


(4)財布係とアンチ財布係
財布係には、僧侶想定PCが選ばれました。
アンチ財布係には、家庭的のところで選ばれた繊細PCが選ばれました。

財布係は、
・僧侶想定PCが「_神経質」で+2点。
・別の魔術師想定PCが万能型で+2点。
・上記2人以外に「_貪欲」で+2点が2人。
で候補は4人でした。

財布係に選ばれたPCは僧侶想定という事でむしろ金銭に頓着しないイメージでしたが、選んだ画像が細かい事に思い悩む考え過ぎタイプの印象だったため設定した「_神経質」が金の事に(も?)細かいという解釈で捉えられているらしいのが響きました。
候補4人の中からもっともらしくないこのPCが当たったのは、運の問題もありますか。
うーん、難しいですね。

熱血漢で「_行動派KS」や「_先鋒」を考慮したように「_財布係KS」や「_会計係」を取り入れれば、それらの設定がある場合、さらにプレイヤーの想定に近い選択ができるでしょう。

※※※
サンプルを遊んでみた直接的な理由は、作り直し中のシナリオに取り入れるかどうか迷ったからです。
問題のシナリオは個々の冒険者の個性を描く事に重点を置くものではないため、結局また別の機会にという結論になりましたが、少し知識が増えたのは収穫でした。

いずれ何かのシナリオで取り入れさせて頂くことがあれば、その時さらに詳しく勉強しようと思います。

ただ、ある程度自分流の改造を行ったとしても、今度は自分と他の誰かのイメージの差による誤選択が起こるのは、ほぼ確実です。
正解が無いのが正解──

なんでしょうが、この記事限定なら、使用したパーティーが一般的でないというのが正解かもしれません。
いや、その。サンプルの補足説明テキストのアンケート結果を見る限り、まあまあ程度には合ったPCが選ばれた方が多いようです。ここまで適当なPCに当たらないというのは、パーティー側に問題があるとしか(笑)。


(追記)
CW1.50の評価メンバシステムは、この記事で紹介したSTARと同じ仕組みで話者を選択します。
ということは、評価メンバシステムでも、ここに書いたのと同じ問題が発生するはずです。
どんな選択手法も、手掛かりとしてPCに付与されている称号を用いる以上、精度はプレイヤー側の事情に左右されます。絶対はないものだと考えた方が良さそうです。

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[CardWirth] 「隠れ技能屋」 4.04(人柱版?)

5月初め頃から始めた修正作業が、ようやく終了しました。ずいぶん時間がかかってしまい、申し訳ありません。
今回の更新内容は、以下の通りです。

・成功数100回に対応していなかった不具合を修正
・表現の変更:「適性判断(判定)」→「適性予想」
・個別予想を繰り返し実行できるように変更
・宿ゴシップによる情報保存を行わないように変更
・宿ゴシップ削除機能追加(Ver.4.04初回起動時にステルス作動)
・メイン画面の一部画像差替え
・ついでに中身を大幅に作り直し(見た目は全く変わりません)

新たな方法でもっと予想の精度を上げられないかと考えてみましたが、能力判定分岐を用いて予想を行う限り、少なくとも現状では困難と結論せざるを得ませんでした。
適性を正確に知りたいなら、実際にカードを配布して確認するのが唯一最強の方法です。その方法で適性を知るシナリオは、調べたところ既にあるようでしたので、確実性を求める場合はそちらを利用することをお勧めします。

※※※
不具合修正がメインですが、その他色々と変更しました。
実は中身を整理しようと、バージョン4.03のファイルを削除して何も無いところから作り直しているため、修正した不具合とは別の不具合が生じているかもしれません。何かおかしい所がありましたら、お知らせ頂けると助かります。

今回の修正で、以前は「適性判定」「適性判断」と言っていたものを、内容の実態に合わせて「適性予想」という表現に統一しました。
能力判定分岐の調査まとめを作った際にサイトの方だけ先に変更してありましたが、これでシナリオの方も「予想」になりました。本当に今さらですが、より実際に近いイメージで見て頂けるのではないかと思います。

※※※
前バージョン483KBが、修正後は462KB。21KB減りました。
画像の全体量が微妙に増えた事や多少の機能追加をした事を考えると、中身の整理による無駄削減分は21KBよりも大きいはずです。
パーティー内で比較の機能を増やした時、既にあるものを整理せずに単純に付け足しで行ったのが、無駄な肥大の元でした。やっぱり不精は駄目ですね;

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[CardWirth] 思い込みは怖い。

1.28エディタのヘルプに「エディターの変更点」というカテゴリがあり、その中の「特殊なキーコード」の項目に次のように書いてあります。

>カードをエネミーに命中させて、効果が発動した時にキーコード名+○、抵抗や回避された時はキーコード名+×のイベントが自動的に発火します。

私はこれを読んで、長い間ずっと、「キーコード名+○」や「キーコード名+×」によるイベント発火は1.28エンジン以降だけだと勘違いしていました。
先月、「カード使用時の諸々処理順」を書く際の調査でキーコードを使った発動検出が1.20エンジンでも同様に作動する事を確認しましたが、長年の思い込みは解けていなかったようです。先週日曜日にメモ箱の戦闘イベント関連を更新した際、1.20エンジンでは「キーコード+○」発火は起こらないという趣旨の事を書き、1週間も経過した今日になって気付きました。

慌てて修正しましたが……

10日前の調査を忘れて違った事を書くとは情けないと言うべきか。
それより、長い間に形成された思い込みの強固さを嘆くべきか。
思い込みは、怖いものですね。

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[時空の塔] メールアドレスの公開停止

これまで管理者の連絡先としてサイト上にメールアドレスを公開していましたが、今日からメールフォームで内容を送信して頂く方式に変えました。
同時に、管理者連絡先として公開していたメールアドレスを削除しました。以前の連絡先にメールを送っても届きませんのでご注意下さい。
今後メールでのご連絡は、トップページから管理人連絡先に移動したところに設置している、メールフォームをご利用下さい。

※※※
アットマークを別表記にして置き換えをお願いする方法はロボット対策としてそこそこ効果がありましたが、それもメールアドレスとして拾われるようになりました。収拾ロボットも進化しているようです。
去年初めぐらいから管理アドレス宛のスパムメールが入るようになり、いちいち削除するのも面倒になってきたのでフォームに切り替えることにしました。

スパムメールも諦めないと言いますか、無くなる事はないですね。もうちょっと前になりますが、全電子メールの9割ぐらいはスパムだという話を聞いた気がします。
色々緩かった昔ならともかく、みんなが用心している昨今、引っかかる人は居ないのじゃないかと思うのですが…


でも、「うっかり」があるからなぁ。

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[CardWirth] 能力判定分岐、再調査終了

シナリオ「隠れ技能屋」の改良のため先月半ばに行った能力判定分岐関連の再調査について、結果まとめの作成が終了しました。
能力判定分岐と適性アイコン

再調査のデータをまとめてみると、やはり以前の調査とは微妙に異なる結果となりました。
ただ、「微妙に異なる結果」が以前より詳しく調べた成果なのか、仕様によって起きる判定結果のバラつきのために偶々そうなったのか、手持ちの材料では判断ができません。
いつかもう一度同じ調査を行ったら、また違う結果が出る可能性もあります。

関われば関わるほど身にしみる、隠れ技能屋適性予想のあやふや、不確実さ。
以前はその不確実さを知りながらもそれなりに便利だと思ってサイトに放出したわけですから、作った勢いというのは恐ろしいもんです。

※※※
これから調査結果をシナリオに反映させる作業に入ります。

シナリオの是非はともかく、調査の結果自体は興味深いものでした。お暇な方はメモの基礎調査の項目を読んでみて下さい。

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ツイート数「-1」

Twitterで1つしかないツイートを消したところ、一時的にツイート数が「-1」になりました。文字通りの負の発言です。

ツイート数がマイナスになったのは、お知らせ用Twitter。リロードすると元に戻りました。

[PNG-1KB]

何がツボを刺激したのか、ちょっと面白く感じたので;
恐らく、そんなに珍しくもない現象ではないかと思います。


【関連呟きリンク @simoom_cw】
2012年6月19日 - 1:19

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[CardWirth] メモ:カード使用時の諸々処理順

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
カードを使用した際に起きる事の順番。

(1)初期効果音再生

(2)発動判定

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
不発の場合:
→「効果(混乱).wav」を再生して中断

発動した場合:
→(3)へ進む

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(3)カードの使用時イベント発生

(4)エリア・バトル全体のキーコード発火イベント発生

(5)使用対象に設定されたキーコード発火イベント発生

(6)カード本体の効果判定

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
回避や抵抗で無効化されなかった場合:
└抵抗で効果を軽減した場合含む
(7a-1)カード本体の効果が発動+二次効果音再生
(7a-2)バトル中なら「キーコード名○」イベント発生

回避や抵抗で無効化された場合:
(7b-1)回避なら「システム・回避.wav」再生、抵抗なら「システム・無効.wav」再生
(7b-2)バトル中なら「キーコード名×」イベント発生

※※※
以上、技能・アイテム共通です。
召喚獣も基本は同じですが、不発時に再生される効果音が「効果(混乱).wav」ではなく「システム・エラー.wav」になります。

※※※
不発になる場合
・冒険者レベル<<技能レベルの時(技能のみ、レベル差4から確認)
・「沈黙時に使用不可」のカードを沈黙した状態で使った時
・ 1.20エンジンで、「沈黙時に使用不可」のカードを魔法無効化状態で使った時
・ 1.28/1.29エンジンで、効果属性が「魔法」または「物理魔法」の技能・アイテムを魔法無効化状態で使った時

※1.20/1.28エンジン双方


脱線しまくり。
(6/18午後、微修正)

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[CardWirth] 能力判定分岐、再調査中

シナリオ「隠れ技能屋」のキモである適性予想ですが、これが割とあやふやなものだという事は、シナリオ紹介ページからリンクしている関連資料「適性判断の判定基準に関する詳細」を見た方には、すぐにバレてしまうと思います。

と、ここで勘の良い方は気付かれたかもしれません。
以前に作った資料のタイトルが「適性判断~」なのに対して、この記事内では「適性予想」。
実は、シナリオ作成当時、判定だの判断だの、いかにも何かが分かるような書き方をしてしまった事を後悔しています。今さらですが、近日中に予定している再度のシナリオ更新時に、全て「予想」に変更するつもりです。

「予想」でも、まだ実態より良い気もしますが。


それはさておき、適性予想の元となるデータを強化すべく、現在能力判定分岐に関して再調査中です。
調査用のシナリオは昔のもので、やる事自体は変わりません。判定に使用する能力を違えた複数のサンプルPCを準備し、それぞれを対象に100回繰り返し判定を行って成功回数を数えます。
以前との差は、サンプル1につき50回だったデータ採取が2倍の100回になった事、サンプル数を増やしてより細かく調査を行った事、の2つです。

以前より少し細かく調べた事で、前には分からなかった事が見えてきました。

・判定の境界値変更の可能性大。

・判定に対する有利性と100回中の成功回数は、単純な比例関係ではないらしい。

2番目は以前の調査でもそれらしい結果が出ていたのですが、サンプルの取り方の問題かと思っていました。
それが、今回はっきりアイコン表示が最高ランクの範囲辺りで成功数が頭打ちになる傾向が見えました。判定に有利なほど成功率が上がり、最終的に常に成功に近付くかと思っていたら、そうでもないようです。どんなに得意でも偶には失敗する、という事でしょうか。
判定に有利なほど結果のバラつきが少ない=よりコンスタントな結果を残せる事と合わせて、本当に良く出来ていると思います。

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[CardWirth] 「隠れ技能屋」 4.03

「PT内で比較」の不具合修正を行いました。
教えて下さった方、ありがとうございます。
今回不具合があった新タイプの一括判定を搭載してから約2か月。2か月でも長いですが、このままずっと気付かないままだったらと思うと冷や汗が流れます。

他に、パーティーにLv16以上のメンバーがいる場合の注意書き等を追加しました。連れ込みNPCもそんな高レベルは稀だと思いますが、一応、用心のためです。

隠れ技能屋→ver.4.03
・PT内で比較がメイン画面で選択した「買う人」のLvを使用して実行されていた不具合を修正
・PT内で比較にLv16以上のメンバーが居る場合の対処を追加
DLはこちら

※※※
テストプレイは、敢えて大きくレベルがばらけたパーティーでもやってみた方が良いかもしれませんね。今まで、メンバー間で極端にレベル差がある状態ではやっていませんでした。
パーティー編成に最大人数以外の制限が無いのがCWの良さですが、シナリオ作りの面では難しいところでもあります。

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[CardWirth] ユーザー作成バリアントにCardWirth Extenderを導入する

メモ箱に内容をコピー済み】
日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。

※※※
大江戸バリアントや学園バリアントにCardWirth Extender(以下、「拡張DLL」と表記します)を導入しようとして、つまづいた方もいらっしゃるのでは、という事で。

バリアントエンジンへの拡張DLL導入方法は、

  1. エンジン本体にパッチを当てる。
  2. extender.dll及び同梱のcwconv.dllを、エンジンと同じ場所に置く。

という手順になりますが、場合によっては、あともうひと手間必要になります。
セーブデータを見る際、拡張DLL側で「Yado」フォルダを呼んでいるため、セーブデータの保存フォルダ名が「Yado」でない場合にエラーが出るからです。

これを解決するには、拡張DLLの修正が必要です。
TwitterでCardWirth Extenderの作者さんにお尋ねしたところ、DLL内のセーブデータの場所を個人で書き換えても良いという事でしたので、修正場所を書いておきます。

修正するのは2箇所です。
アドレス5B1C8及び5B6C4を先頭に4文字ずつ、「yado」という文字列を、そのバリアントのセーブデータ保存フォルダ名に書き換えれば、エラーは出なくなります。
例えば大江戸バリアントなら「yado」→「naga」、学園バリアントなら「yado」→「heya」といった具合です。
(※書き換える場所を見つけ辛い場合は、「yado\」で文字列検索してみて下さい。)

※※※
ノーマルエンジンとバリアントエンジン、または複数のバリアントエンジンを同じフォルダ内に共存させている場合は、さらにもうひと手間。

  1. まず、パッチと新cwconv.dllの導入を済ませて下さい。
  2. 上の方を参考に、それぞれのバリアントに対してセーブデータの場所を適当に書き換えた拡張DLLを準備して下さい。
  3. 準備した拡張DLLをお互いかぶらないように変名し、エンジンと同じ場所に置きます。
    この時、変名前後でファイル名の文字数は同じにして下さい(拡張子まで含めて12文字)。
  4. バイナリエディタで各バリアントのエンジン本体を開きます。
  5. アドレスCB50Aを先頭に12文字、「extender.dll」の部分を、そのバリアント用の拡張DLLの名称に変更します。

この修正を、変名DLLを準備した全てのバリアントエンジンに対して行います。

共存方法は、以上です。
この際、バリアントの種類別に、別々のフォルダに分けた方が早いかもしれません。

※注意:
拡張DLLを自力で書き換えた場合、原則バグ報告の受け付け対象外となりますのでご注意ください。
詳しくは→CardWirth Extender FAQ

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