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[CardWirth] 『札楽亭』企画 正式公開のお知らせ

最終調整が終わり、ようやく正式公開です。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

札楽亭正式版
http://www.simoom.net/cw/hudaraku/

札楽亭は、まだ発展途上です。
気付かないミスが残っていたり、新しい問題が出て来たりで、これからも少しずつ手直ししていくことになると思います。
誤りのご指摘や、内容に関するご意見など、何かありましたらぜひお知らせください

※※※
自分でやり始めといて何ですが、著作権が云々などという記事は、必要ないのが一番です。
そんなものが無くても、権利関係の処理はそれぞれ使う側の人がしっかりやっているはず、自分が作ったものも変な使われ方はしないと思っていられたら、その方が断然楽なわけで。

が、そんな温い考えに浸っていられる楽園が少なくともネット上には無い事を、今時ネットに自作を放出する人なら、ほぼ全員が知っているはずです。
今のCardWirth界隈は割と厳しい方だと思いますが、今後は分かりません。
それなら、自分と自作に関する事ぐらいは出来ることをしておいたた方がいいんじゃないかというのが、札楽亭の始まりです。
完璧な対策は無いですが、何もしないよりは、、

……お勧めですよ! と書こうと思っていたのに、どうしてこうなった;

えー、その。
実例を踏まえ、問題になり易い部分は一通りおさえてあります。
とりあえず覗いていくだけでも! →札楽亭


※※※
そしてもうちょっと続く。

正式公開に向けてこの文章を書きながら、ふと考えました。
札楽亭は「作る側・遊ぶ(使う)側が、お互い楽しくやっていける環境の整備」を目的に、利用者の利便性向上を図りつつ自作を守る方法を考えたものです。しかし、仮にCardWirthにそうした互いへの配慮が消え失せた未来が訪れたとしても、そこにはそれに適応できるタフな作り手と使い手だけが生き残り、 それはそれで「お互い楽しくやっていける」のかもしれません。
ただ、その未来に、自分は確実にCardWirthをやってないでしょう。

そう思うと、この企画は自分のためでもありそうです。
ネット上での活動はいずれ終わるでしょうが、その後も思い出した時にCardWirthを楽しめるように。

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simoom.net.BAK設置

2011年から進めてきた何かの備えの一環です。
これまでCW関連記事の一部を保管していた「踊る金狼亭-出張所-」を「simoom.net.BAK」と改名、CW関連以外の記事も必要に応じて保管することにしました。出張所は、.BAK内に収納しました。

simoom.net.BAK
http://hp.vector.co.jp/authors/VA054753/

[内容]
時空の塔/踊る金狼亭/砂塵の彼方から、消えたら困るものを複製保管


実は、タイトルを変えて中を3つに区切っただけで、保管物は増えていません。
消えたら「困る」ものはそうそう無いため、今後増える予定もほぼありません。具体的に保管の予定があるのは、踊る金狼亭(CardWirth関連別館)の「札楽亭」ぐらいです。

一応、こちらが消滅してしまった時の、移転予定地兼ということにしてあります。

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[CardWirth] 備忘録:2013年10~11月の記録/CW(Next)1.60に関連する出来事

当時の事を思い出そうとした理由は、公式ファンサイト掲示板の件です。
発端となった時期の記憶が1年以上経ってうっすらぼやけつつある事に気付き、その頃自分は何を考えていたのか再確認しようと思いました。

「愛護協会で配布しているエンジン以外で作成されたシナリオ」のギルド投稿が許可された=「公式ファンサイト配布エンジンと全てのクローンエンジンは同列の扱い」というのが愛護協会のスタンスだろうと考えていたため、あの場で話されていた事については何故今になってというのが正直な感想です。
その件について何かあるとすれば、愛護協会は「他のエンジン」で紹介しているPyについてもNextと平等に、例えば「Py仕様:X.XX(バージョン)」のようなPy独自形式シナリオ専用タグを作ってもいいんじゃないか程度です。PyはASK形式バージョン4でも保存できるため、ギルドにわざわざ独自形式を持ってくるユーザーさんは居ないかもしれませんが、その方が見た目に公平が分かり易いのではとか何とか。まぁ、最初に書いた前提予想が間違っていたら意味ないですが。

とはいえ、「他のエンジン」に独自の機能を使わないなら、CW1.50準拠で作ってもらえると嬉しいというのがいちプレイヤーとしての本音ではあります。
シナリオ作成において何を優先するか、誰をターゲットとして作るかという作り手の判断の問題のため、内容的に1.50(以下)仕様相当の作品が専用フォーマットでも文句を言う気はありませんが、実際そのようなシナリオを見て内心1.50仕様なら自分もできるのにと思ったのも事実です。
これを言うと、恐らくNext専用シナリオはNextでやればいいじゃないかと返されるでしょうが、残念ながらエンジンを掛け持ちしてそれぞれの宿で冒険者を育てるほどの余裕はありません。

前述の中身は1.50・保存が専用フォーマットの作品は、作者が知っている方で、専用にするつもりはなかったが基本同じものと考えてエディットツールの解説書を読まなかったため結果的にということだったので、作り直しに少しだけ協力させて頂きました。
この場合は解説書を読まなかった方が悪いという事になるのでしょうが、こうした事故防止のために、シナリオフォーマットの差についてはもっと周知されてもいいのではないかと思っています。


↓ここから過去話。

経緯をご存じない方もいらっしゃると思うので念のためですが:
このメモの開始時点(10/4)ではLyna氏は愛護協会の開発担当スタッフで、CardWirthNextの最初のバージョンがCW1.50として公式ファンサイトで配布されていました。
CW1.60となるCardWirthNextの次バージョンの開発が進められていた段階からスタートです。

なお、自分の基本姿勢は「公式の仕様には従うのみ、合わなくなったら撤退」です。
また、特に意見を求められない限り、使う・使わない・自分が面白く遊べる形(または拘りに沿った形)に制限して使うの三択を考えておく程度がユーザー側の限界だと思っています。かつて三択プラス重要な事については自発的な意見と考えていた頃もありましたが、今はもうそんな気はありません。


2013/10/04:シナリオフォーマット変更&圧縮の件

最初に発言しているのは、シナリオデータのフォーマット変更の件と、そこから思い出した圧縮の件。

告知を見た後のTwitter上の発言は、twilogの2013年10月4日の記録で閲覧可能です。

こんな感じでした。
利用者がごく少数のツールだからできることですね。。。

[▲上へ]


2013/10/10~:バックパックの件(1)【実装前】

実装の告知の翌日の話。
告知のツイートは見逃していましたが、宿の親父BOTさんのハッシュタグ投下で、この新要素を知りました。

この時点で開発者側から発表されていた仕様に関する情報は、以下の通りでした。

  • それぞれ決まった枚数の技能・アイテム・付帯能力を入れられるが、それらは戦闘中には使えない。移動中は所持欄のカードと同様に使える。
  • 同じPCの所持欄とバックパック間で技能を移動させても、残り使用回数はゼロにならない(残回数維持)。
  • 身体的特徴値の低下と引き換えに収納枠を解放する、使用中能力にマイナス補正をつける等の方法でバランスを取るかもしれない。

ハッシュタグに気づいた後のTwitter上の発言は、twilogの2013年10月10日の記録で閲覧可能です。

  • いまいち用途がピンと来ず、Twitter上で「#CW新機能バックパックについて」がついた投稿を追うと、
    • 非戦闘系カードを入れる用
    • 荷物袋内のカードの整理用
    • レベル調整対策として、レベルを下げて荷物袋に戻される分を入れておく?
    といった内容が出ていた。
  • 自分だったらどうするかなと考え、 1番目と3番目は、実際呟いた(今読むと、我ながら無意味なツイートだったとしか思えない)。
  • ハッシュタグを付けた投稿は、もう1つ、ゲームバランスに関するものがある。
    実装告知の一連のツイートの中にバランス取りの方法について話が出ており、そういう予定があるなら是非と思った。
    • バランスに関するツイートを3つの先頭に持ってきて、「3つのうち1番目の呟きが全て」としているのは、シナリオ作成に影響が出そうだったから。
      盗賊技能を持たせたPCは、割と良く「盗賊の眼」や「盗賊の手」を引き当ててくる気がしていたので、あれがアクションカード(攻撃・防御などの戦闘用コマンド)だったら随分楽だろうな、と思った。
      (確かに条件によっては結構楽になる事もあるのだが、この時点では数値的根拠に基づいていなかった。表現が適切でなかったと思う。)
    • バックパック実装後、ユーザーが私のようなバックパックを(少なくとも非戦闘系カード入れには)使わない派と、積極的に利用する派に分かれた時にバランス対策が何もなかったら、これまでも面倒だった戦闘のバランス取り作業に、さらにバックパックの存在を考慮した確認と調整が加わる。
      今見ると日記の方にも「シナリオを作る立場で見ると難易度の低下は大問題」云々と書いていて、バランス対策なしでの実装を相当警戒していたらしい。
      (過去のシナリオ作成時の作業量を考えると、正直、今同じ内容の発表を聞いても同じように警戒するかもしれないと思う。現在、Next専用シナリオを作っている方は、どこを照準にバランス取りをされているのだろうか。聞ける機会があれば、聞いてみたい。)
  • この時、開発者側からバランス取りの話が出ているのはシナリオ作成への影響のためもあるだろうという、(勝手な)推測もあった。

Twitterで呟いたこととは別に、次バージョンからが真の意味での新しいCardWirth、という感慨めいたものもありました。
この感慨については、当時日記の記事(10/11付)にも書いています。
この時、groupASKが敢えてそうしていると語っていたカードの所持仕様が変わろうとする現場に立ち会っていたわけで、日記には、

  • 既存の機能を元に拡張や追加のみ行う時期は終わって、これからは根本を流れる考え方の部分も変わっていくのだろう。
  • だいたい予定の内容通りにバックパックが実装されるなら、groupASK継承路線を離れた新たな旅立ちとして、次バージョンでCW2.0を名乗ってもいいのでは?

というような事を書いています。
公式ファンサイトで配布するエンジンは、「現在のCardWirthの標準」の性格を持つものです。重要部分も変えるなら、今後は新しい開発担当のカラーでいく事を明確に打ち出し、その意義や目的を説明しておいた方が、その時点では一定の反発を招いても後腐れは無いのじゃないかと思ったのです。

10/11の日記には、その他に次のような事柄が書いてありました。

  • 行動の選択肢が狭まる事(そもそも出来る事が減る)と能力が下がる事(行動の結果に不利益を被る)は別の現象ということから、今のバランス取り案は妥当なのかの疑問。
    これは、Twitterでも同じことを呟いている。
  • いちプレイヤーとしての選択。自分はバックパックを使わない縛りプレイをやるだろう、という話。
    こちらもTwitterで、CW界全体の話として「今後は不満なら使うなという話になっていくのじゃないかと予測」と同種の呟きがある。

この頃のツイートを辿ってみると、ツイートの一部だけ拾うとバックパックの実装に反対しているように見える自覚はあったようです。←でリンクしたツイート(11/13)への返信の形で、知人にもツッコまれてます。
ツッコミをくれた知人には「実装自体には特に賛成も反対も無い」と返信(11/13)していますが、この時、Twitter上で改めて説明するなり、日記に説明の追記をするなりしていれば、その後自分に起こった事は少し変わっていたかもしれません。

[▲上へ]


2013/10/22~:バックパックの件(2)【実装後1 - Build 131020】

バックパックを実装したCardWirthNext(Build 131020)が公開され、その内容を確認した後の発言など。
この時の仕様は以下の通り。実装前の予定段階とは、内容が結構変わっていました。
(★印が予定とは異なっていた事柄、☆印は公開された予定には含まれていなかった事柄)

  • ★種類別に分かれていない。技能・アイテム・付帯能力合わせて何枚まで、の扱い。
  • バックパックは、基本的に荷物袋と同じ扱い
    • バックパック内のカードは、戦闘中には使用できない。
    • バックパック内の技能の残回数は、効果系カードや効果コンテントで回復できない。(魔法薬などはバックパックの中身には効果なし)
    • バックパック内のアイテムの所有時能力値修正は、所持者に効果を及ぼさない。
  • ☆バックパック内の技能は、シナリオ開始時に残回数がゼロになる。
  • 技能を本人と本人のバックパック間で移動させた場合、残回数は保持される。

Build 131020公開後のTwitter上の発言は、twilogの2013年10月22日の記録で閲覧可能です。
ツイートの方は仕様のまとめぐらいで、たいした事は書いていません。

同じく10月22日に、日記に使用レポートも書いています。
使って気付いたことのほかは、難易度への影響についてなどです。

  • バックパック内の技能はシナリオ開始時に残回数がゼロになるため、良く使う技能の予備保管場所としては使えない。
    (技能をバックパックから所持欄に移動した後で魔法薬などで回復させる必要があり、荷物袋から出し入れするのと扱いは同じ。)
  • 所持欄からバックパックへは残回数を維持したまま移動が可能なので、戦闘に使わない技能の退避場所としては有効。

Build 131020には予定段階で言及されていたバランス対策は含まれてなさそうだったので、今後さらに変わるか否か、こっそり注目していきたいで〆ています。

[▲上へ]


2013/11/04~:バックパックの件(3)【実装後2 - Build 131031】

いつの間にか効果系カードの設定に「バックパック対応」のチェックボックスが増えている事に気づき、機能の確認を行った際の発言など。
これ以前にも修正が行われたかもしれませんが、確認できていません。
Build 131031でのバックパックの仕様は、以下の通り。Build 131020から、また少し変わっています。
(★印が追加された仕様)

  • 種類別に分かれていない。技能・アイテム・付帯能力合わせて何枚まで、の扱い。
    • ★入る枚数は初期値3枚で、レベル上昇と共に最大10枚まで増える。
  • バックパックは、基本的に荷物袋と同じ扱い
    • バックパック内のカードは、戦闘中には使用できない。
    • バックパック内の技能の残回数は、効果系カードや効果コンテントで回復できない。(魔法薬などはバックパックの中身には効果なし。バックパック対応技能も回復できない。)
    • バックパック内のアイテムの所有時能力値修正は、所持者に効果を及ぼさない。
  • バックパック内の技能は、シナリオ開始時に残回数がゼロになる。
    • ★ただし「バックパック対応」の技能は残回数がゼロにならず、所持欄にあるものと同じくそのまま使える。
  • 技能を本人と本人のバックパック間で移動させた場合、残回数は保持される。

Build 131031に関するのTwitter上の発言は、twilogの2013年11月4日の記録で閲覧可能です。
翌日の11月5日の日記に、使用レポートも書きました。
日記は前日のツイートのまとめを含み、両方合わせると以下のような内容になっています。

ここでバックパックとバックパック対応技能を組み合わせて使った場合の影響を計算し、日記記事(11/6)にまとめました。
冒険者が低レベルのうちは影響は小さく、育って持てる技能が増えるにつれて影響が大きくなるという結果ですが、これは冒険者のレベルと技能の所持状況のみを変動させ、その他の影響がありそうな要素(複数)は全て固定と仮定した上での話です。その場の条件やバックパックの使い方によって、難易度に対する影響は様々に変化します。

↓最終的な結論:

  • 総合的な影響の見積もりは困難を極める(たぶん出来ない)。
    バランス取りの話はあったが、果たして実際に調整は可能なのだろうか?
    • どれだけ簡単になったか分かり辛い上に、別の事で難しくして釣り合いは取れるのかの問題も。
  • 現在のカード所持システムに対して何か不満が出ているにしても、エンジンの仕様で何とかしなくても良いのでは?
    • パーティー編集ツールも技能・アイテムの作成ツールも公式のものが最初から付属しており、大抵の事はユーザー側で解決可能。
      (それは不正じゃないのかなど批判はあると思うが)どうしても不満点が許せない場合、こっそり自己解決されるのでは。

この11月6日の日記記事を境に、基本的に相容れないだろう便利に使いたい派とバランス取って欲しい派、その双方の意見を聞きながら難しい調整を行うぐらいなら、いっそ無くして各自の自己解決に任せた方が開発が楽なのでは──少なくとも、急いで次バージョンで実装しなくてもいいのではないかと思い始めました。

また、改めて何を解決・改善しようとして生まれてきた仕組みなのかが気になりました。
この頃、賛成反対双方の立場の意見が出ていましたが、バックパックが何を狙った機能なのは不明のままでした。
しかし、もし今の形が開発者の方の理想の形なら、外野があれこれ考える事自体が無意味なわけで。後日無駄にやる気を出した後、告知等に自分が気づいていないだけかもしれないと思い、Twitter上で情報収集を試みたりもしました(11/9)。

その後、この件についてもう少し呟いています。twilogの2013年11月7日の記録の最後の方です。

[▲上へ]


2013/11/08~2013/11/13:無駄にやる気を出した結果と、その後の話

11月8日、とある方がデータの圧縮について書かれた文章を発見しました。
きっかけは、確か誰かがTwitter上でその文書へのURL付きでコメントしているのを見かけた事だったと思います。
この時、ちゃんと動く状態のクローンエンジンがあった事を始めて知りました

その頃自分が操作用DLLの話がどうなるか様子見中だったこともあり、その件がもう少しはっきりするまで待ってみても良かったのではとの感想を持ちましたが、一方で長文を書いて訴える熱意が心に刺さりました。その頃色々な事が面倒になって限りなくやる気が失せていたので、動いている他人が羨ましかったのかもしれません。
ここで決定的な間違いを起こしました。気力を溜めて、バックパックを急いで実装しなくてもいいのではないかという話を直接開発者か愛護協会にぶつけてみようかという気になった事です。

さらにこの時、考えをまとめないままのツイートで失敗の上塗りをしています。
関連するツイートは2つ。

1つ目と2つ目の間、6分間の途中経過を抜かしてきっかけと結論が文章上で直結しており、途中で話題の対象が変わっている事が(今自分で読んでも)分かりません。

数日経っても、気力が溜まる事はありませんでした。まぁ、ほぼゼロのようなところからスタートしているので当たり前です。
この間に、恐らく前述の失敗したツイートが愛護協会の誰かの目に触れたんでしょう。11月12日に日付が変わってしばらくの頃に、意見交換会へのお誘い(リンク先は削除済みですが返信は残ってます)を頂きました。

この後の経緯は、翌日の11月13日の日記記事に書いた通りです。
事態の急変により、意見交換会は開かれませんでした。
CW1.60として開発が進んでいたCardWirthNextの新しいバージョンは、開発者の個人サイトで配布されることになりました(この記事の時点でNextまたは1.60と呼ばれているもの)。
愛護協会内部で何が起きたかは、発表がないので不明です。外部から見て取れたのは、

  • Lyna氏が突然(のように見えた)Twitter上でCardWirth開発と愛護協会からの離脱宣言をされたこと。
  • 離脱宣言に対し、愛護協会側からは特に公式なコメントや告知はなかったこと。
  • しばらく経って、いつの間にか愛護協会メンバーリストからLyna氏の名前が消えていたこと。

これぐらいです。直前にTwitter上でやり取りされていた事が真の原因かどうかも分かりません。

なお、念のため...
バックパックの件を伝えてみようかと思った事、そこに折よく出現した意見交換会に飛びついた事について自分の判断は誤りだったと考えていますが、以前に拍手コメントへの返信記事で書いた通り、
> これは自分の側に熟慮が足りなかったせいで、お誘い頂いた事は感謝してます。招待元の方に含むところはありません。

[▲上へ]


これより後は、この辺で。
一連の出来事から学んだことは、
・他人は、自分の発言の全てを読んでくれるわけではない。
・自分の中の「こういうつもり」は、言わないと伝わらない(場合によっては言っても伝わらない)。
という、至極当然のことでした。

もう1つの収穫は、何もかも終わった後の話ですが、CWHSチャットの常連さんたちと知り合えた事です。
意見交換会の予定日、CWHSチャット(←会場になるはずだった)が大賑わいだったのを見て、翌週の週末辺りも誰か居るのではないかと覗きに行きました。
お陰で、七篠権兵衛氏をはじめ、それまで全く話したことがなかった方々とも話すことができました。こういうきっかけでもなければ自分から接近するような事はなかったし、恐らく一生お名前を知っているだけの遠い存在だったでしょう。人の縁というのは、不思議なものです。

※※※
実はこれ、日付は1月11日ですが、もっと前から書き始めていたものです。
問題のトピックに冒頭に書いたような事を返信すべきかと迷い、その過程で過去を振り返りました。
燃えていた部分は切り離され、閉じられてしまったので、もう返信のために使うことはなさそうですが、資料として残しておきます。

[関連記事]
#CW新機能バックパックについて を起点に色々(10/13追記あり)
バックパックを使ってみた@CWNext(Build 131020)
バックパックを使ってみた・2@CWNext(Build 131031)
バックパックの影響を考える
CardWirthNext次バージョン個人配布移行の事
Re: CW1.60(予定)関連で頂いたコメント

[関連記事@2015年]
不毛の根っこは何か、という話

[微関連記事]
冒険は冒険の前から始まっているという話
新規拡張または改造版作成に関する問い合わせ、の記録

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[CardWirth] 札楽亭:最終調整中の変更内容(1/17 15:35 更新)

札楽亭は、現在正式公開に向けて皆様のご意見を募集中です。
詳細はこちらでご覧ください。

※※※
このページは、ご意見募集の期間中に、何を変更したかを記録したものです。
頂いたご意見の反映のほか、自分で気づいたことも掲載します。
(意思表示テンプレートの試作品公開~正式公開まで)

2015/01/06 23:02
○テンプレート試作品公開

2015/01/07 22:18
○条件付き配布許可に関する部分を修正(テンプレート:シナリオ・素材・ツール)
----------
(修正前)
条件付き配布を認めます。
ただし、有料配布や寄付(任意のもの含む)を条件とした配布は行わないでください。
 ↓
(修正後)
条件付き配布を認めます。ただし、有料配布は行わないでください。
有料配布とは、任意の寄付等を含め、何らかの形で金銭的対価を得る全ての配布形態を指します。
----------

2015/01/09 4:18
○企画トップの説明に、「事故による消失対策」の文言を追加。(ナオ様ご提案)

○シナリオ用テンプレート:項目「プレイ中の様子のコンテンツ化について」を修正
・ゲーム画面をそのまま用いるもの、文章による再現、画像/映像による再現の3つに分かれていた「プレイ中の様子のコンテンツ化について」を、「プレイ中の様子の公開について」とタイトルを変え、1つに統合。
・大雑把な内容に関するお願いから、シナリオ内の文章の利用やキャラクター等デザインの扱いなど、より具体的内容に。
・ネタバレに関するお願いを追加。

2015/01/10 19:45
○シナリオ用テンプレート:項目「再配布について」に指定事項を追加
再配布する人が良かれと思って行ったバグ修正で対応エンジンが変わる可能性に思い至り、以下を追加。同じく編集と保存を経る改変シナリオに関することも含めています。
----------
<改変とシナリオのデータフォーマット及び対応エンジンについて>
・改変やバグ修正の際は、改変/修正前と同じフォーマットで保存して下さい。
 また、改変/修正によって私がreadme等に記載した対応エンジンに変更が起きないようにして下さい。
・バグ修正の際は、修正前と同じフォーマットで保存し、対応エンジンにも変更が起きないようにして下さい。
 シナリオ内容自体が変わる改変の場合は、特に制限しません。
・基本的に制限しませんが、シナリオのフォーマットやシナリオの内容は、
 現在公式ファンサイトで配布されているエンジンでプレイできるものにしてください。
・制限しません。
 異なるフォーマットで保存しても、私がreadme等に対応エンジンとして記載したエンジンでは扱えない
 コンテントや要素を追加しても構いません。
----------

○企画DL版の配布を想定した全体の構成変更(記事の内容に変更はありません)。

2015/01/13 1:30
○シナリオ用テンプレート:項目「プレイ中の様子の公開について」を整理
・定義を明確に。
・翻案にあたる事柄を禁止している項目を削除したかわりに、翻案の扱いへの誘導を追加。
・シナリオ内の画像の文章作品内での扱いを追加。

○シナリオ用テンプレート:項目「シナリオの翻案について」を整理
・形態の変更と二次創作の扱いを分けた。

2015/01/17 15:35
○シナリオ用テンプレート:シナリオの改変や二次創作などに関する項目を整理。
(1)再配布時、提供者の許可が得られない場合の素材差替え
(2)元ネタをベースにストーリーなどを改変
(3)TRPG用シナリオなど別の形態への作りかえ
(4)リプレイ・プレイ実況など
(5)続編や外伝など二次創作的シナリオの作成
(6)その他の二次創作
……に分類。
(ただ、これ以外の形態はないのか、抜け道が生じていないか、正直なところ自信ないです。)


今後の予定

  • 最終的に、企画全体をHTMLヘルプ形式でまとめてテンプレートと共に配布(正式公開時)
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[CardWirth] 『CW作品を公開しよう』改め『札楽亭』企画 ご意見募集(締め切りました)

先月、『CW作品を公開しよう』という仮称で準備を始めた企画が、ようやく一応の形になりました。正式名称は『札楽亭』(ふだらくてい)としましたが、まだ変わるかもしれません。
以前に「音信不通用テンプレート」として作っていたものは、「意思表示テンプレート」の名称で札楽亭の一部として公開します(テンプレートは、現在最終調整中です)。

ご意見募集のお願いの前に、企画について少し説明します。

【企画名】
札楽亭(仮称)

【目的】
作る側・遊ぶ(使う)側が、お互い楽しくやっていける環境の整備。

【概要】
「作る側が多少の手間をかけて問題化しやすい部分を手当しておくことで、そこそこ安心して作品発表できる場・遊びの場を維持できないか?」をテーマに、

(1)撤退後に備えよう:自作品を守りつつ、もっと活用してもらうには?
(2)著作権のこと:他の作り手さんの意思を尊重することで、作る環境全体を支えよう、みたいな話。

の2本立てとする。
(1)は、前回記事の内容と意思表示テンプレート(旧名:音信不通用テンプレート)を含む。

【見本】
http://www.simoom.net/cw/mitei5346/


ここでタイトルのお願いですが、上のURLの見本記事について、あなたのご意見をお聞かせ頂けないでしょうか。ここが分かり辛い、もっとこうした方が良い、他にこんな事も書いた方がなど、何でも構いません。ご感想も大歓迎です。また、誤りや誤字脱字を発見された方は、教えて頂けると助かります。

書き込み場所として、当エントリのコメント欄を開けておきます(ご意見、ご感想などは、できればコメント欄まで)。
他に、Twitterで「#札楽亭」のハッシュタグをつけたツイートもチェックしています。
何卒よろしくお願いします。

  • いかなるご意見も承りますが、企画のテーマや趣旨自体を変えるような修正はできません。
    それを変えると、この企画をやる意味がなくなってしまうからです。悪しからずご了承ください。
  • 意思表示テンプレートは、まだアップしていません。
    もう少し納得がいく形に仕上げた後、改めてご意見募集を行わせて頂きます。
  • 『札楽亭』は、意思表示テンプレートまで仕上げた後、場所を移して正式公開します。
    見本URLは、正式公開後は無効となります。
  • この記事は、コメントも含めて企画過程の記録として残します。
    (見本の「関連日記記事」のコーナーに追加します。その際、企画と無関係な内容は、記録から除外します。)


(以下、2015/01/05追記)
明けましておめでとうございます。
年をまたいでしまいましたが、意思表示テンプレートが完成しましたので報告します。

意思表示テンプレート(仮公開)

  • 使い方など:http://simoom.net/fd_manual
  • シナリオ用:http://simoom.net/fd_for_s
  • 素材用:http://simoom.net/fd_for_m
  • ツール用:http://simoom.net/fd_for_t


今後一週間(~1/12)、札楽亭の記事と意思表示テンプレートの両方について、ご意見、ご感想、誤字脱字のツッコミ等々募集致します。

【特にお尋ねしたい事】

  • 分かり辛いと感じる点はないか
  • 曖昧・誤解を招くと感じる表現はないか
  • 追加した方がいいと思うこと
  • 削除した方がいいと思うこと
  • 誤字脱字の有無

些細なことでも、何かあれば是非お聞かせください。
全てを読むのは大変だと思うので、興味がある部分だけでもコメント頂ければ嬉しいです。
よろしくお願い申し上げます。

※※※
この記事のコメント欄、Twitterの#札楽亭ハッシュタグに加え、公式ファンサイトの掲示板でもご意見募集中です。どれでも書きやすいところにお願いします。

●企画記事最終更新:2015/01/17 15:35(→更新内容&今後の更新予定


(1/13追記)
ご意見募集は一旦終了しました。
正式公開に向けて、最後の調整中です。

(1/17追記)
コメント欄は閉じましたが、ツッコミは拍手コメントやTwitterなどで随時受け付け中です。

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[CardWirth] 『CW作品を公開しよう(仮題)』のための下準備

【前置き】

11/8深夜、某所。かつてCardWirth界で活躍されていた方のサイトから関連記事が消えているという話から、シナリオの保存方法へと話題が発展しました。
CWでの、或いはネットでの活動をやめた方のシナリオが入手できなくなってしまう事は、残念ながら珍しくありません。ご本人が消したくて消去したなら良いのですが、例えば今まで使っていたブログを解約するのでやむなくとか、知らない間に保管場所がサービス終了していたなど、ご本人の意思によらない場合もあるでしょう。

既に消失したシナリオを第三者が代理配布したいと思っても、なかなか難しいのが現状です。
CWのシナリオで、100%自作はまずありません。シナリオ本体の作者、素材の作者、カードをインポートした場合はそのインポート元シナリオの作者と、関わった全員に許可をもらって代理配布に漕ぎつけるまでに、たいていどこかで挫折します。実際やろうとしてみて分かりましたが、それはもう大変です。
添付テキストの記述でシナリオ本体の作者さん以外に誰が関わっているのか確定できない場合は、挫折以前にお手上げです。誰から許可を取れば良いのか分からないものは、触らずそっとしておくしかありません。

……で。

消失後に第三者が代理配布を試みても難しいなら、ご本人が気軽に残せる環境があれば良いのじゃないか?
基本残したい場合に、どうしたら安全に長く残せるのか──

撤退する方向けの預かり所(アップローダ)なんて話も出たのですが、

> ゆう : まぁ、Vectorや藤野亭のほか、OneDriveやGoogleドライブなど個人で借りられるアップロードスペースも今は多彩で、選択肢は色々あります。残したいと思えば、方法はいくらでも。 ◆u4f4EvQPBc 2014/11/08 23:44
> ゆう : 残す方法紹介みたいな記事でも書いてみますかね。 ◆u4f4EvQPBc 2014/11/08 23:49
> マッキー : それは良さそうですね。むしろシナリオを公開するにはどうするかに+して残す場合は、でしょうか。意思表示をしっかり、という分が入っていれば満足です。。 ◆S5vPa.mLIY 2014/11/08 23:49
> ゆう: なるほど、最初から撤退前提にしなくても良いですね。日曜を利用して書いてみます。 ◆u4f4EvQPBc 2014/11/08 23:50

そして、ここに至る。書く前に、情報整理するための準備スペースです。
ま、前置きが長かったー……。

【書くこと】

  • シナリオ(&素材)の公開の方法
  • できるだけ長く残すために気を付けたいこと
  • 自作品をどのように扱って欲しいか、意思表示をしっかりと!

 

【保管場所として何があるか】

◎個人でアカウントを取得して使うもの

  • OneDrive
    無料で5GB。有料で最大1TBの追加が可能。
    1ファイル10GBまで。保存に期限はないが、1年間サインインしないと削除される(規約4.1)。
    →Microsoft アカウントのID&パスワードでサインインして利用
  • Googleドライブ
    Googleドライブ、Gmail、Google フォト共通で15GBまで無料。有料で最大30TBの追加が可能。
    1ファイル5TBまで。保存に期限はない(?)
    →Google アカウントのID&パスワードでサインインして利用
  • Yahoo!ボックス
    無料で5GB。有料で1.5TBの追加が可能。
    保存に期限はない(?)
    →Yahoo! JAPAN ID&パスワードでログインして利用
    (2020/08/31:実質的にサービス終了(アップロードや公開・共有などの機能が停止))
  • アップローダ
    使われているのを良く見かけるuploader.jpは合計700MBまで保管可能(1ファイル70MBまで)。完全無料。
  • ブログやホームページサービス


◎Vectorへの登録のしかた
少し分かり辛いが、ここが入口。
必要なのは、本名(非公開可)と、連絡が取れるメールアドレスのみ。
ダウンロードページなどには、別に設定したハンドルネームを表示できる。
(かつて必須だった住所や電話番号は、今はソフトライブラリ登録だけなら必要ない。)

以下、上のリンク先から行ける「作者・作品登録」を起点として:

  1. 「ライブラリ作者登録」のリンクからフォームに進む。
    必要事項を入力して送信すると、ライブラリ作者番号が発行される。(1~2営業日以内に到着)
  2. 作者番号を記載したメールが届いたら、「ライブラリ作者パスワード発行」でパスワードの発行を受ける。(数時間以内?に到着)
  3. パスワードが届いたら、「ライブラリ作品登録」へ。
    ライブラリ作者番号とパスワードでログインし、シナリオなどのアップロードと情報の登録を行う。


◎CardWirth関連サイト

  • 藤野亭「依頼預かり所」
    他に置き場所が無い時のみ預かり所のアップローダを利用可能。
  • CWHS「保管庫」
    コメント欄に、消失予防目的で保管依頼が行われた記録が残っている。
    保管作業は担当の方が手動で行っているらしく、好きな時登録して好きな時消したい場合には向かない。また、あまり多数のバックアップ依頼が集まると迷惑になる恐れも。
    アップローダは、現在404。
    (管理者の方によると、現在は積極的には募集していないようです。)

 

【長く安全に残すには】

1か所だとサービス終了で丸ごと消失の可能性があるので、複数のサービスで同期を取るとより安心。ただし、うっかり複数のうち1か所だけ更新忘れといったような事が起こり得るし、管理の手間も増える。
または、Vectorのような比較的消えにくいと思われるサービスを利用する。

どんな方法を使うにせよ、普通に活動が出来ている間に準備をしておくのが重要。
CWやネットから撤退するのはどういう時? →他のジャンルに興味が移った、生活環境が変わって活動継続ができなくなったなど、そこから何かの作業をするのは難しい状態が予想できる。
だから、CW絡みで動くエネルギーがある間に、しっかりやれる事をやっておいた方が良いと思う。



(後刻追記)
これは、テンプレ計画とセットで公開した方が良さそうですね。
ハードディスクを漁っていたら数か月前に書きかけていたシナリオ作りの前提解説みたいなテキストが出てきたので、それも合わせて編集中です。

(2014/11/12追記)
作品公開しようとテンプレ計画、シナリオ作成の予備知識を一緒にして「シナリオ公開される方へ」みたいなものに作り上げようと思ったら、進めるうちにやはりシナリオ作りと保守は別々の扱いの方が良いような気がしてきました。それに、配布されるものはシナリオだけとは限りません。
長く安全に残すにはを含めて「自作品の保守と活用促進を両立させるために」をメインテーマとし、補助的なツールとしてテンプレ計画を挿入する形を目指します。

(2015/11/13追記)
各種オンラインストレージ&アップローダの情報を、現在のものに更新しました。

(2021/02/04追記)
Yahoo!ボックスの変更点について。

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リカバリ完了:作業記録とWindows 8→8.1強制アップデート回避のために行ったこと

<目次>

 

【前回までのあらすじ】

逃げ道なしのWindows 8→8.1アップデートに巻き込まれ、ネットが使えなくなる。
  ↓
リフレッシュでの巻き戻しを検討するも、それなりに面倒だったことを思い出し、Win8.1のまま行けないか無駄な足掻きを行う。
  ↓
どこをどうしたのか正常にログオンできなくなる。
  ↓
なぜかWinREも起動しない(無反応)。
  ↓
Win8.1になったお陰で、メーカー製のリカバリツールも完全初期化メニューしか使えない。
  ↓
やむなく初期化してOS(Win8)再インストールへ。

、、、というわけで更地からの復旧を試み、前回の記事でとりあえずネット復活。
しかしその後、ちょっとエネルギー切れを起こしていました。
気合いを入れ直して残り作業を進め、本日完全復活です。

【作業記録】

以下、更地からの復旧の、何にどれだけかかったか。

  1. 初期化(工場出荷状態に戻るまで):約2時間30分
  2. 初期設定などを経てデスクトップに到着するまで:約8分
  3. この時点で出来るアップデート回避対策:約3分
  4. 外付HDD内のバックアップからデータファイル類を書き戻し:1時間以上(途中で寝落ちたので正確な時間不明)
  5. Cドライブの状態をバックアップ[A]:約2時間
  6. セキュリティソフトのダウンロード&インストール:約1時間半
  7. メインで使うブラウザ、メールソフトの準備:約10分
  8. 強制アップデート回避対策の調査:約20分
  9. 既存のアプリケーション・ドライバ等の更新:約2時間50分
  10. 見た目、使い勝手を自分に合わせる作業(スタートメニューの復活など):約15分
  11. Cドライブの状態をバックアップ[B]:約2時間
  12. Windows Update(重症な失敗):約3時間20分
    ※不精して2012年辺りから2014年9月までの更新をまとめてインストールしたところ、再起動中に「不具合が発生したので巻き戻す」というようなメッセージが現れ、ほとんどの更新が失敗した。
  13. 重症そうだったのでバックアップ[B]でCドライブの状態を巻き戻し:約1時間半
  14. Windows Update やり直し:約5時間(延べ)
    ※公開日が古い順ものから順々にインストール。
  15. 念のためウィルススキャン:約1時間半
  16. その他アプリケーションを再インストール、バックアップした設定を戻す:約7時間半(延べ)

合計すると、31時間半程度です。就寝中や離席中に実行したことが結構あり、パソコンの前に座って作業したのは延べ18時間程度ではないかと思います。DL待ち・進行待ち・小休憩等も考慮すると、人力での作業はもっと短いでしょう。
時間がかかったベスト3は、(1)Windows Update(大規模失敗→巻き戻り含めて)、(2)普段使っていたアプリケーション類を元通りインストールし直す、(3)ドライバ等の更新、でした。
回線がそこまでスピードが出ないので、ダウンロードを伴うと時間がかかります。

結果:時間と何かを失いましたが、PCの動作が軽くなるという副産物を得ました。

【強制アップデート回避のために行ったこと】

  • ネット初接続前の準備
    • Windows Updateの設定変更
      • 重要な更新プログラムを「確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に変更した(自動更新解除)。
      • 推奨される更新プログラムを「重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外した。
    • レジストリの編集
      (以下2つとも存在しなかったので、キー・値を作成)
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー下の DWORD値「DisableOSUpgrade」を「1」に設定した。
      • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を「0」に設定した。
  • 初回のWindows Update
    • Windows 8→8.1アップデートに必須のKB2871389をインストールから外した。
    • 念のため、アップデート通知やストアの表示に関わるKB2885699、KB2917499、KB2957026もインストールから外した。
    • さらに念のため、2014年10月公開の推奨される更新 KB3000988をインストールしなかった(内容的に関係なさそうでは)。
    • KB2973544、KB3008273は、必要条件(KB2871389の存在)を満たしていないため、Windows Updateの候補一覧に表示されなかった。インストールしていない。


ちなみに現在のストアの様子。
[PNG-12KB]
1週間ほど様子を見て、アップデート通知が出たか出ないか、この下に報告します。

通知における表記が「アップデート」なので、この雑記帳でもだいたい「アップデート」を使っていますが、上の画像で見えている「Upgrade」の方が実態に即しています。8→8.1の「アップデート」という大した変更じゃない感を醸し出す書き方も作戦のうちなのかも……と考えるのは疑いすぎですかね;

【その後、アップデート通知は……?】

(11月6~7日頃報告予定)
というわけで、11/7になりました。
リカバリの際には上に書いた対策を行った上で2014年10月の「重要な更新プログラム」を表示されただけ全てインストールしましたが、今のところアップデート通知は一度も表示されておらず、対策として実行した事のうち何かが効いている模様です。
このまま、ネットワークアダプタを何とかするまで時間稼ぎできますように。
(11/7の追記はここまでです。)
TechNet Blogsの説明を信じるなら、KB3008273をインストールしなかったのが正解、ということになります。
(11/13追記)

※※※
メーカー製のリカバリツールでCドライブ丸ごとの復元ができれば早かったのですが、そのツールのドライブ復元機能はWindows 8.1にアップデートすると使えなくなってしまいます。一度Windows 8.1になった後では、リフレッシュでWindows 8に巻き戻しても使えませんでした。8.1では使えないというのは前々から分かっていましたが、まさか自分の意思と関係なく使えない状態になるとは思っておらず、代替手段を準備していませんでした。

と言うか、やはり丸ごとバックアップも外部にやっておかないと駄目ですね。今ある外付HDDではデータが入らないので、新しいのを買って来ないと。。。

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「後で通知する」は選べない:Windows 8→8.1 強制アップデートとその回避(11/13更新)

2014年10月のMicrosoft月例アップデートで、KB2885699ではない新しいWindows 8→8.1アップデート通知(逃げ道なし?)がインストールされたかもしれない、という話です。

11月になり、アップデートのキャンセル方法などについて情報が出ました。
以下のリンク先の方法でアップデートをキャンセル、回避することができるようです。
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows (TechNet Blogs)

基本的にこれで解決だと思いますが、通知の非表示化方法について多少の疑問が残ります。
また、今後新たな強制的措置が取られる可能性が無いとも限りません。
KB2871389の削除など、別の対策も併用した方がより確実だと思います(詳細は以下)。

※※※
先日(10/15)、Windows 8.1にアップデートしてネットワークアダプタが認識されなくなり(つまりはネットが使えなくなり)、リフレッシュ機能を利用してWindows 8に戻したことがありました(※前回の記事参照)。
この時は無事に8に巻き戻り、更新通知を表示するKB2885699もアンインストールして、これでしばらくは煩わされずに済むと思っていました。

ところが、昨日(10/21)再度アップデート通知が表示されました。
KB2885699は削除済みなので、別の何かによって表示されているのかもしれません。

ここで、マイクロソフトコミュニティの記事「Windows8.1に強制アップデート?」をご覧ください。一番上の返信に2種類の通知例が画像で示してありますが、今回表示されたのは下の方。
私が見たものは、アップデートのタイミングを、「今すぐ」「1時間後」「2時間後」「4時間後」から選ぶようになっていました。以前の通知にあった「後で通知する」選択肢はありません。「はい」か「Yes」か、です。よく考えれば、前回も下の方の表示でした。
調べてみると、新しい種類のアップデート通知の話題が、ちらほら出てきているようです[1][2]

<目次>

 

【アップデート通知の非表示化(1):主に更新プログラム関連】

以下、混乱が無いように、

  • 「Windows 8.1(無料)に更新する」というタイトルで「ストアにアクセスする」か「後で通知する」を選ぶものを 『従来型の通知』
  • 「Windows 8.1 へのアップデート」というタイトルで「今すぐ再起動」「1時間後」「2時間後」「4時間後」(「後で確認する」)から選ぶものを 『新しい通知』

と呼ぶことにします。
単に「通知」の場合は双方を指します。

今出ている情報を総合して、対策として出来そうな事は以下の通りです。
参考にしたサイトを最後の参考の欄に挙げていますので、そちらも併せてご覧ください。
いずれも、試される際は自己責任でお願いします。
しっかりアップグレードの準備が整うまで、これらで時間稼ぎです。

(1)KB2871389をアンインストール

Windows 8.1への更新準備を行うための更新プログラムKB2871389を削除します[3]
通知はアップデート可能な条件が揃えば表示されるものらしく、敢えて条件を外しておく方向性の対策です。

※※※
(この記事の時点で)8.1へのアップグレードに必須の更新プログラムである他、(2)で述べるKB2973544、KB3008273適用の必要条件にもなっています。
今のところ、強制的なものに対する備えとしては、これを切っておくのが最も有効と思います。

(2)KB2885699KB2973544KB3008273をアンインストール

通知を表示させる更新プログラムKB2885699を削除します[4]
KB2973544はKB2885699を書き換えるものです。あれば、KB2885699と共に削除します。
これらがWindows Updateに再表示される場合は、非表示にしておきます。

ただ、これは従来型の通知を表示しない方法として紹介されてきたものです。
前述の通りKB2885699を削除済みの状態で新しい通知が表示されましたので、新しい通知の抑制には(これだけでは?)効果がない可能性もあります。

KB3008273は10/28公開の推奨される更新プログラムで、KB2973544を書き換え、自動的にWindows 8.1へのアップグレードを有効にすると説明されています。これも、あれば削除します。

※※※
KB3008273のリリース前から新しい通知が表示されていましたので、この項に書いた3つの更新プログラム以外に、一見して分からない形でアップグレードに関する更新が入っているものと思われます。
念のため3つとも削除しておくのがベターですが、他の対策と併用する事をお勧めします。
(※TechNet Blogsの説明では、KB3008273を削除し、その後再びインストールしなければ、少なくとも今回の新しい通知は出ない事になっています。)

(3)レジストリの書き換えでアップデートを抑制する

レジストリに関しては、2つ情報が見つかりました。

  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\WindowsStore キー(←無い場合は作成)下に DWORD値「DisableOSUpgrade」を作成し、値を「1」に設定[5][6]
    (=グループポリシーにおいて「最新バージョンの Windows に更新するストアのオファー」を無効にする)
  • HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\Setup\UpgradeNotification キー下のDWORD値「UpgradeAvailable」を「0」に設定[3][6]

書き換え後、設定を反映させるために再起動します。
念のため、レジストリの編集前に復元ポイントを作っておくことをお勧めします。
(※既に「○時間後」を選んでいる場合、レジストリ変更後の再起動によってアップデートが始まってしまいます。ご注意下さい。→アップデートをキャンセルし、回避する方法について

(4)詳しいことが分かるまで、10月の月例アップデートの適用を保留する

新しい通知による真の意味での強制アップデートの話が出始めたのは今月半ば頃らしく、月例アップデートで何かあった可能性があります。私が最初に新しい通知を見たのも、10月アップデートの翌日、10/15でした。
Microsoftのカスタマーサービスで直接そのような話を聞いたという情報も[7]

まだインストールしていない場合は保留し、インストール済みの場合はコントロールパネルの「プログラムと機能」で「インストールされた更新プログラムを表示」して、インストール日が2014年10月のものを一旦削除します。

ただし、当然ながら、更新を行わない(取り消す)ことで不具合や脆弱性が放置されるリスクはあります。
10月アップデートを行っていない端末をターゲットにした攻撃コードが出回っているとのことなので、リンク先に書かれている脆弱性に関するものだけはパッチを当てた方が良いかもしれません。

(5)それでも通知が表示されたら、Alt+Ctrl+Delでメニュー画面に逃げてシャットダウン「今すぐ」以外を選んでストアからキャンセルを試みる

通知が表示されると他のことは何もできなくなりますが、Alt+Ctrl+Delは効くとのことです[1]。とにかく何も選ばずに終了させれば、その場は逃れられそうです。
再度電源を入れてすぐに通知が再表示されないようなら、上の対策を実行してみるのも良いと思います。

(11/13追記)
新しい通知で「○時間後」を選んだ後、ストアからキャンセルできるようです。
アップデートをキャンセルし、回避する方法について


【アップデート通知の非表示化(2):その他の予防策】

内容を確かめないまま自動更新でアップデートに関わるものを入れてしまわないよう、Windows Updateの設定を変更しておくと、より安心かもしれません。

  • 重要な更新プログラムを「確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」に。
  • 推奨される更新プログラムを「重要な更新プログラムと同様に通知する」のチェックを外す。
    (※KB2885699は「推奨」でした。ふるい分けの一助として。)
  • Windows Update実行直前に、必ずコントロールパネルの「回復」→「システムの復元の構成」から復元ポイントを作成する。(何か起きた際の巻き戻し用)
  • 参考にしたサイトの中では取り上げられていませんでしたが、推奨される更新のうちKB2917499KB2957026もアップグレードに関わるものです。当面Win8.1に変えるつもりがなければ、消してしまっても良いかも。

 

【アップデートをキャンセルし、回避する方法について】

22日時点では発見できませんでしたが、今後、実際始まるまでにキャンセルする方法について情報が出てくるかもしれません。まずはキャンセルの方法を探してみてください。
11/4付で、TechNet Blogsにキャンセル方法などが載りました。以下のリンク先をご覧ください。
「Windows 8.1 へのアップデート」 と表示された場合 - CS3 Windows

 

【通知を表示しないために色々やってみた結果】

  • KB2871389をインストールしない。
  • KB2885699、KB2973544、KB3008273をインストールしない。
  • 念のためKB2917499、KB2957026をインストールしない。
  • 回避策(3)に書いたレジストリの編集(2か所)

を対策として実行した上で、10月の月例アップデートの「重要」カテゴリを表示されただけ全て(下のおまけ1でASP.NET MVC関連を除く全て)インストール。今のところ新しい通知は表示されていません。

↓参考:現在のストアの様子。
[PNG-12KB]

(2015/04/26 追記)
環境が整ったのでアップデートしましたが、この記事の時点からの約半年間、通知の類が出現することはありませんでした。いちいち対応に煩わされることなく時間稼ぎできました。[追記ここまで]


【おまけ1:2014年10月14日公開の更新プログラム】

(1)重要
  • [MS14-056]Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム
    • KB2987107 Windows 8 for x64-based Systems 用 Internet Explorer 10 の累積的なセキュリティ更新プログラム
  • [MS14-058]カーネル モード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
    • KB3000061 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
  • [MS13-060]Windows OLE の脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
    • KB3000869 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム

──────
上記3つの脆弱性については、独立行政法人 情報処理推進機構サイトに警告が出ています。
http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20141015-ms.html
──────

  • [MS14-057].NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される ...の関連
  • [MS14-059]ASP.NET MVC の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる の関連
  • その他
    • KB3001237 Windows 8 for x64-based Systems 用 Internet Explorer Flash Player のセキュリティ更新プログラム
      (マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: Internet Explorer 上の Adobe Flash Player の脆弱性に対応する更新プログラム)
    • KB2973501 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
      (Windows 8 および Windows Server 2012 の RDP の制限された管理をサポートする更新プログラム)
    • KB2977292 Windows 8 for x64-Based Systems 用セキュリティ更新プログラム
      (マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ: TLS の使用を可能にする Microsoft EAP 実装の更新プログラム)
    • KB2975331 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
      (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ:2014年 8 月)
      ※サポート文書におけるリリース日は「2014 年 9 月 2 日」だが、Windows Updateでは公開日「2014/10/14」と表示されている。
    • KB2984005 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
      (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ:2014年 9 月)
    • KB890830 Windows 8、8.1 および Windows Server 2012、2012 R2 x64 Edition 用 Windows 悪意のあるソフトウェアの削除ツール - 2014 年 10 月
(2)推奨
  • KB3000988 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
    (MSIパッケージでインストールを行う際、「ユーザーのプロファイルは一時プロファイルです」というエラーが表示される)
(3)オプション
  • KB2995387 Windows 8 for x64-Based Systems 用更新プログラム
    (Windows RT、Windows 8 の Windows Server 2012 の更新プログラムのロールアップ 2014年 10 月)

……など?


【おまけ2:Windows 8.1をWindows 8に戻す】

何らかの事情で事前回避に失敗した場合、一旦アップデートが終わった後でPCのリフレッシュか、それが無理ならリカバリディスクを使った初期化などで対処することになります[8]。まずは、それらに備えて重要なデータや設定のバックアップを行うことをお勧めします。

<リフレッシュによる巻き戻しを検討されている方へ>
いくつか注意した方が良い点があります。
また、カスタム回復イメージの利用をお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、Windows 8で作成したカスタム回復イメージはWindows 8.1では使えません。
その辺の対策も含めて、事前に実際やってみた際の記録をお読みいただければ幸いです。


【おまけ3:Windows 8.1にアップグレードする前に】

メーカー製のパソコンを使っているなら、まずメーカーのサイトをチェックする事をお勧めします。恐らく、アップグレードの際に注意すべき点や、アップグレードすると使えなくなるものなどを書いた記事が存在していると思います。

周辺機器やアプリケーションは、事前に互換性を確認しておきます。
・製造元や販売元サイト、製品の取扱説明書などを調べる。
・Microsoftのアップグレードアシスタント互換性センターでもある程度チェック可能。
・↑で確認できない時は、可能なら製造元サポート窓口へ。または代替手段を準備。
・(どうしようもない時は諦めるしか。。。)


【参考】

[1] Windows8.1に強制アップデート? - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/15)
[2] Windows8から8.1へupdateを促しについて - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/09)
[3] How do I stop Windows 8.1 Upgrade message? - マイクロソフトコミュニティ(2013/10/21)
[4] 「Windows 8.1 (無料)に更新する」メッセージを非表示にする方法
[5] Windowsスマートチューニング - Win 8編: Windows 8.1へのアップデートを抑制する|マイナビニュース
[6] Windows 8.1アップグレードの更新通知が表示されるようになるタイミングについて - マイクロソフトコミュニティ(2013/11/08)
[7] Windows8 10月14日公開 update の、KB何番が8.1に促すものでしょうか? (あらゆる理由から8で使用し続けていきたいので) - マイクロソフトコミュニティ(2014/10/19)
[8] windows 8をアップデートしてWindows 8.1にしましたが、Windows 8に戻せるのでしょうか? - マイクロソフトコミュニティ

(参照日:2014-10-22,2014-10-24,2014-10-25)


※※※
私はWindows 8.1を使いたくないわけではなく、ネットが使えなくなる問題を解決してからアップデートしたいだけでした。色々と痛い出費が続いて資金が底をついている現在を避け、来年余裕ができた頃に環境を整えて実行しようと考えていました。
同じように、「“今は”困る」という人もいるだろうと思います(仕事で使っている場合特に)。

今後はアップデートに関わりそうなKBをインストールしない方向で行こうと思いますが、第二、第三の新しい通知が出てきたら、全て回避するのは難しそうです。
問題解決するまでは、何かあってもすぐに巻き戻せる状態を作っておくこと、ですかね。

※※※
蛇足:強制アップデート完了後の話。(→詳細

前と同じに即リフレッシュすれば良かったのに、何とか8.1のまま使えないかと無駄な足掻きをしたお陰で正常にログオンもセーフモードでの起動もできない状態になりました。
仕方ないのでリカバリで初期状態に戻し、今何とかネットにつなげるようになったところです。更地からの復旧になるため、先は長そうです。
(※注:上の「今ネットに~」は、この記事を投稿した10/22の話です。)

自ら罠にはまるパターンは、今回で終わりにしたいものです。
現在、バックアップと、Windows XP→8の乗り換え時に書いておいた普通に使えるようにするまでの手順書が大活躍中、、、

※※※
この記事は10/22 22:54に投稿後、何度か更新しています。
・10/22 投稿(22:54)
・10/24 情報追加
・10/25 文章がおかしかった部分を修正
・10/26 セキュリティに関する情報等を追加
・10/27 KB2957026に関する情報を追加
・10/28 KB2917499に関する情報を追加、タイトル微変更
・10/29 おまけ追加
・11/08 KB2885699→KB2973544ラインの調査からKB3008273関連追加
・11/09 再起動タイミングを選んだ後のキャンセル方法について
・11/13 再起動タイミングを選んだ後のキャンセル方法について更新(情報提供:@toranori_aiba様)
公式的情報の出現に伴い、内容を整理。


(2015年6月追記)
Windows 10への無償アップグレードが始まっています。
8→8.1の時と同じく、アップグレードできる環境なら案内が表示されるようです。
アップグレードの準備が整うまで案内を表示させたくないときは、KB3035583(推奨扱い)のインストールをしないでおくと幸せになれます。

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Windows 8→8.1アップデートからのリフレッシュ

昨日、Windows 8→8.1のアップデート(←ここではMicrosoftの表記に合わせますが、実際はアップグレード)でネットワークアダプタが認識されなくなり、初めてPCのリフレッシュを行いました。
数日前に作成したカスタム回復イメージを用いてリフレッシュ、OSは無事Windows 8に戻り、ネット環境も取り戻したのは良かったのですが──

途中、何もなくすんなり、とは行きませんでした。
────────
(11/5追記)
なお、カスタム回復イメージを用いたリフレッシュについては、@ITの記事が分かりやすいです。回復イメージの手動作成や選択など各種操作の方法についてはこちら、もっと詳しい情報や注意点はこちらで読めます。
では、元の文章に戻って……
────────
アップデートからリフレッシュまでの一連の操作に伴い、気付いた点をいくつか。

  • Windows 8で作成したカスタム回復イメージは、Windows 8.1では使えなかった。そこに無い扱い。recimg /setcurrent ~ も効かない。
    →一旦デフォルト状態にリフレッシュし、カスタムイメージを指定し直して再度リフレッシュする二段階回復。面倒。
  • \Users\(ユーザー名)\AppData以下はカスタム回復イメージ作成時点の状態に戻らず、自分でインストールしたアプリケーションのデータは全て消えていた。
    →ブラウザやメールソフト、その他各種アプリケーションのデータは、直前のバックアップから復活。
  • リフレッシュ後、WindowsやOfficeをはじめとする様々なアプリケーションのライセンス認証や利用規約への同意をやり直す必要があった。
  • ファイルタイプの関連付けが解除された。

全体としては、設定類が全て消えたものの、個人で保存した文書や画像などは保持されたし、インストールしたアプリケーションはカスタムイメージ作成時点の状態が復元されました。完全に初期化して復旧を試みるよりずっと簡単で楽なことは確かですが、ちゃんと計画してやらないと足元すくわれます。

まあ、今回のすったもんだは、私が間抜けだっただけとも。
ネットワークアダプタの説明にはWindows 8.1非対応と書かれていて、事前にしっかりチェックしていました。実際対応していないという意味か、ドライバ等をこれ以上触る予定がないという意味かで迷った末、後者である事に賭けてアップデートし、見事自ら罠にはまったという……

自業自得ですねー。

アップデートやリフレッシュは寝ている間などに実行したため時間的ロスはあまりないのですが、本来負わなくて良かった面倒を背負い込む羽目になり、何とも言えない疲労感を味わっています。
頻繁に表示されるようになったアップデートメッセージが鬱陶しくなってやらかしたわけですが、今から思えばKB2885699のアンインストールが正しい対処法だったかも。。。

【教訓】

  • OSのアップグレードを検討する際、アップグレードアシスタント互換性センター、製品の解説で確認できないことに希望的憶測を抱くと失敗する。
  • OSのアップグレードで何か起きた場合の対策としては、直前に現状を反映させたリカバリディスクを作っておくのが多分ベスト。
  • リフレッシュの際、\Users\(ユーザー名)\AppData以下はカスタムイメージ作成時の状態を復活できない(ことがある?)ため、直前にバックアップしておいた方が無事だと思う。
    リフレッシュ後の C:\Windows.old フォルダから拾えるかもしれないが、自分でコピーを作っておいた方が確実。
  • リフレッシュ実行前に、各種製品キーの所在を確認しておくが吉。


【追記】
冒頭でリンクしたMicrosoftサイトのリフレッシュの説明ページは、出荷時の状態に戻す想定で書かれているらしい事に要注意です。カスタムイメージによるリフレッシュを想定して読むと、意味不明な箇所があります。

  • 特に、アプリに関する説明が謎。
    恐らくは、「ストアアプリはリフレッシュ前にあったものが保持されるが、デスクトップアプリは自分でインストールしたものは消えて出荷時の状態に戻る」という意味。
  • デスクトップに保存される削除されたアプリケーション一覧は、要するに、リフレッシュ時点で存在し、回復イメージには無いデスクトップアプリのはず?
    (……のはずと思うが、バージョンが「使用後」より新しかったり、記憶と違うものが載っていて何とも。)


※※※
最後に、近況など。

不在のお知らせを出してから約1か月半経ちました。秋頃にはまあ片付いているだろうと思っていたあれこれは、まだ片付いてません。もうしばらくは不在が続きます。

ただ、此方でやり残している事にいつ着手できるか分からない状態のまま、ずるずる時が過ぎるのも良くないと考えています。全て凍結するのではなく、重要なもの(テンプレート計画など)のみ出来る時に少しずつ進めていきます。

拍手送信フォーム

不在のお知らせ(2014秋頃まで?)

しばらく前から不在にしていましたが、意外に長引きそうなのでお知らせを出す事にしました。
リアル多忙のため、テンプレート計画はじめ色々なものの進行が遅れています。申し訳ありません。

今のところ、早ければ秋頃には復活できる見通しです。
まとまった作業は難しいと思いますが、拍手コメントとメールは最低限3日に一度程度はチェックしますので、お急ぎの方は連絡先一覧から拍手送信かメールフォームをご利用下さい。なお、返信には多少お時間を頂くことになると思います。どうかご容赦下さい。

時々は、Twitterなどで生存報告できればと思っています。


(2014/11/07追記)
先日、近況に書いた通り、できるだけ動きます。
しばらく(?)半復活です。

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