[CardWirth] CardWirth Extenderを試す・その2
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日記記事は書かれた日付時点のもので、内容が古いことがあります。上のリンク先で最新の情報をご確認下さい。
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長くなりすぎているので分けました。
この関連の記事は、いずれまとめて制作関連メモかどこかで公開しようと思います。
その1では、シナリオを作る側として特に注意が必要と思う部分をメインに見ました。
ここからは、公式で指定されている項目を見ていくことにします。
> 確認して欲しい点。
> ・エフェクトブースター関連
> ・MP3関連
> ・MIDI遅延
> その他にも気になる点を
> ・仮想システムクーポン@MP3の挙動
> ・ランダム分岐の挙動
> ・透過機能
>
> ・スクショの保存がうまくいくか
> などなど。
MIDI遅延は、その1で改善が確認できたので良しとして…。
【ランダム分岐の解釈バグの修正確認】
値99%に設定したランダム分岐を1000回または1万回繰り返すサンプルシナリオを作成し、そのうち何回失敗するかを見ました。1000回も繰り返せば、「偶々全て成功」の偶然をかなり排除したと考えて良いだろうというわけです。
1回でも失敗すれば、少なくとも値99%が100%扱いではなくなっている事が確認できます。
逆に失敗0回だった場合は、100%扱いのバグが発症している可能性が考えられます。
テストでは、1000回ループと1万回ループを各5回ずつ実行しました。
以下は、その結果です。
1.28エンジン拡張DLLあり
→1000回ループでの失敗回数:10、10、11、11、12(平均10.8回)
→1万回ループでの失敗回数:111、114、5、99、96(平均85回)
1.28エンジン拡張DLLなしと1.20エンジン
→1000回ループでの失敗回数:5回全てでゼロ
→1万回ループでの失敗回数:5回全てでゼロ
これは、間違いなく修正が効いていると考えてよさそうです。
また、環境表示に用いた仮想システムクーポン「@MP3」の所持判定も、正しく処理されました。
ついでと言っては何ですが、テストに使ったシナリオを公開しておきます。
興味がある方は、ご自分の目で確かめてみて下さい。
・ランダム分岐テスト用シナリオ
残りは、MP3関連、スクリーンショット撮影機能、エフェクトブースター関連。
[環境]
OS:Windows XP Home Edition SP3 [32bit版]
CPU:AMD Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-50, MMX, 3DNow (2 CPUs), 1.6GHz
RAM:1.37GB
Display:ATI Radeon Xpress 1150 [モニタの発色設定:32bit]
Security:Norton Internet Security 2008
○テストした先行配布版
CardWirth(v.1.2.8.3)+CardWirth Extender(v.1.3, 同梱のcwconv.dll含めて導入(※))
(※)winmm.dll(v.1.3)に同梱されているcwconv.dllはバージョン不明です。現行エンジンのものとサイズが異なり、何らかの変更が行われていると思いますが、その詳細は不明です。
○比較用として
[1] CardWirth(v.1.2.8.3)+cwconv.dll(v.1.5.5.6) …従来の1.28エンジン
[2] CardWirth(v.1.2.0.0)+cwconv.dll(v.1.0.0.0) …1.20エンジン
[関連記事]
・CardWirth Extenderを試す・その1
・CardWirth Extenderを試す・その3