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[CardWirth] CW20周年記念宿、始動

[JPEG-128KB]

下町砂介様に20周年で描いて頂いた_1に5人足して、新たに記念の宿を作成しました。
とある事情により、パーティーメンバー全員がオッサ……もとい熟練男女です。一番若い設定のキャラがギリギリ40手前、上は50代半ばの構成で、たぶん体力不足に悩んでそうです。
今回は、普段とは違ってきっちり設定を決めてあるため、口調称号ぐらいは持たせようかと思っています。その他、この宿は_1が主人公なので、_1に「_リーダー」と「_メイン」を設定して初期設定は完了ということにします。

(11/1追記)
……と、上記を出発点に、一時はこの際フレーバー称号などPCを飾る系のものを盛れるだけ盛ってみようかなどと思っていたのですが、あえなく挫折しました。
全員、所謂「一般男性」「一般女性」の口調イメージで、特別な力があるわけでもない、ごくごく普通の人間です。得物と得意分野の違いはありますが、やはり第一に冒険者であって、ゲームで見るようなクラス制のイメージもしっくり来ず。付与すべきフレーバー称号を思いつかないとは思いませんでした。聊か残念ですが、無理矢理捻りだすのも何か違う気がします。また、背景設定はこのパーティー特有の事情のため、絵か文章で表現するほかなさそうです。
結局、_1にリーダーの称号を持たせて、そのままリューンへ──。

参考:Twitterモーメント「CW20周年記念宿」

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[CardWirth] 「データバージョン4&Wsn.2混在不可例」 1.00

少し前に公開した「複数PCの名前を一度に表示するサンプル」から、データバージョン4とWsn.2の混在が不可能な例外に関する部分を切り離して、別のサンプルシナリオとして公開しました。とりあえずやったことを晒してみましたが、自分で見ても、何がしたかったのか良く分からない感じになってましたので。

分離した残りの部分は、後日、「CW1.30&1.50新機能代替サンプル(忘れられた実験室)」の一部を追加し、少し手を加えて、『名呼びサンプル詰め合わせ』に衣替えしてアップする予定です。

データバージョン4&Wsn.2混在不可例 ver.1.00
DLはこちら

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[CardWirth] 「複数PCの名前を一度に表示するサンプル」 1.01

混在可能なWsn.2新機能の例を入れ忘れてました。
1つ前の記事に書いた、メッセージのセンタリングです。Wsn.2専用メニュー「混在テスト」内にあります。


複数PCの名前を一度に表示するサンプル→ver.1.01
・混在可能なWsn.2新機能の例を追加
DLはこちら

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[CardWirth] 「複数PCの名前を一度に表示するサンプル」 1.00

2~3日ほど前。
だらだらとTwitterの画面を眺めていた自分の目の前を、複数PCの名前を1つのメッセージに云々……というツイートが流れていきました。
ぼんやりしていたので、詳細も、どんな流れだったかも思い出せません。半分寝ぼけた頭で、そう言えば昔は出来なくて困っていた人がいたなと、考えました。

今はNextで指定番号のPC名をメッセージに表示する特殊文字 $??Player1~6$ があるし、ステップの「特殊文字を展開」機能と合わせて使えば簡単です。
PyでもWsn.2で $??Player1~6$ によるPC名の表示ができるようになったし、ステップの特殊文字展開もあるので、Nextと同じやり方で全く問題ありません。
たぶん、以前は無理だったが簡単になったとかいう話だったんだろうな……。

と、そこで思い出したのが、HANDさんの「バージョン混在サンプル」です。
ひょっとして、NextやWsn.2対応エンジン(Py2(など))では一度に複数人の名前を呼ばせつつ、それ以外では良い感じに誤魔化した代替セリフを入れる、みたいなことができるのじゃなかろうか。

そう思ってやってみた結果、今回考えた方法では無理でした。
Next仕様との混在は可能でしたが、Wsn.2仕様を混在させた部分は上手く動きません。

【結論】

  • Nextだけ複数PCの名前を呼ぶCW1.50・Next・Py三種対応シナリオを作ることは可能。
  • Pyでもやりたければ、今のところ専用シナリオ(WSN形式)一択?

以上です。
最初にどのエンジンでも動く複数PCの名前を一度に表示するサンプルを目指して作り始めたので、そのままの名前で出してますが、今の内容では、Wsn.2で他の仕様との混在が上手くいかない例のサンプルと言った方が正確かもしれません。Next仕様との混在例としてならご利用頂けます。

※※※
上手く動かないというのは、どういうことかというと:

テスト用として作成したサンプルでは、Wsn.2対応エンジンではPackageフォルダ内にあるXML形式のパッケージが読み込まれますが、パッケージ内のセリフに含まれる文字列 $??Player1~6$ は、特殊文字として扱われません。そのため、セリフコンテントに「$??Player1$」と書いてあれば、PCの名前ではなく、そのまま「$??Player1$」と出力されます。

これは、バージョン2以降のPyエンジンが $??Player1~6$ を特殊文字として扱うかを判断する際、シナリオのサマリに書き込まれているシナリオデータバージョンを見ているためです。
XML形式のパッケージにもデータバージョンの情報は入っていますが、シナリオの土台がデータバージョン4のためサマリからシナリオのデータバージョンが読み取れず、Wsn.2シナリオと解釈されません。

ざっと見た感じでは、他にも、独自のシステム称号(@効果対象 など)周りがシナリオ側のデータバージョンチェック対象になっているようでした。クラシック形式やWsn.0、Wsn.1でも入力できてしまう部分に対しての、安全策なんでしょうかね。
一方で、Wsn.2対応ツールでXML形式で編集中でないと使えないものに関してはチェックが無いようです。簡単なところでメッセージのセンタリングを試してみたのですが、他の仕様と共存させても問題なく動きました。
(※混在ができない例外サンプルも作っています。良かったらどうぞ。)

うーん。意外な落とし穴が。
ともあれ、やってみた結果を晒します。

複数PCの名前を一度に表示するサンプル ver.1.00
DLはこちら

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[CardWirth] Qubes及びQubes素材について

昨日、Twitter上でQubesに関して会話をする機会がありました。会話内容はモーメントTogetterでまとめてあるので、そちらをご覧ください。

今、Qubesを使おうとすると……

シナリオにQubes対応素材を使おう、もしくはQubes対応素材を作ろうと考えたことがある方はご存知と思いますが、実際やろうとすると、ややこしい問題と直面することになります。
Qubesのサイトでは、使用上の注意Q&Aで、

  1. 「Qubesの素材を使用したシナリオを公表」する時
  2. 「Qubes対応素材を作りたいと思」った時

の双方について、「必ず」メールか掲示板で考案者のらたら氏に連絡することを求めているからです。
それぞれ該当する箇所を、以下に引用します。

>Qubesの素材を使用したシナリオを公表される時には、必ず掲示板、あるいはメールでご報告をお願い致します。
(使用上の注意)

>Qubes対応素材を作りたいと思われる方は、必ず、メールか掲示板でお知らせください。
(Q&A)

しかし、掲示板は既に消滅、メールも届かず、らたら氏側から提供されていた連絡手段が消失している状態です。さらに、他の連絡方法も不明。よって、現時点で、求められている条件を満たした上での素材使用・素材作成は無理ということになります。

ここで問題になるのは、それぞれの文章に現れる「素材」という語句が何を指すかだろうと思います。
……が、そこへ行く前に、少しだけ前置き的説明にお付き合いください。

Qubesとは何か

らたら氏のサイトでQubesのコーナーに移動すると、まず最初に

>Qubesは、らたらが開発し提唱する、新しいタイプの画像描画システムです。

という説明があり、「Qubes」とはシステムの名称であることが分かります(Quarter view User-original Background Effect System の略)。外見としてクォータービューを採用、壁や床などのパーツをセル表示で組み合わせることによりエリアの背景を描画する仕組みになっており、パーツのサイズや表示位置、ファイル名の規則など様々な決まりが設けられています。
クォータービュー表示、素材の規格、パーツの重ね合わせによる描画を総合した仕組みとしての「Qubes」と言えると思います。

Qubesと著作権

パーツを組み合わせて一枚の絵として見せる、構造物をクォータービューで描写するなどのQubesシステムの内容は「アイデア」の部類に入るものと思われます。誰でも簡単に分かりやすくて格好良いダンジョンを作れるようにしたQubesシステムは本当に素晴らしいもので、考案者のらたら氏の功績は称えられて然るべきと思いますが、使用上の注意に述べられているような「Qubes(=システム)の著作権」が発生するかと考えると、その点については疑問です。

個々の素材については制作者に著作権が発生し、その利用規約に従わなければ著作権法違反となります。
一方、Qubes=システムの利用規約についても、法律の縛りがないだけで、使う以上は従うのが筋です。ただ、従わなかったから犯罪というわけではないため、先方側に起因することによって守りたくても守れない場合にどうすべきかは、人によって判断が分かれそうです。
この点を踏まえて、次に進みます。

対応素材作成については曖昧さはない

>Qubes対応素材を作りたいと思われる方は、必ず、メールか掲示板でお知らせください。
(Q&A)

この部分の「Qubes対応素材」という表記については、曖昧な点はありません。「Qubesに規格を合わせた画像を独自に作成して、自分のホームページなどでの公開は可能でしょうか?」という質問への回答の中に現れる表現であり、質問文にある「Qubesに規格を合わせた画像」を指すことは明らかです。
らたら氏以外の第三者が作成する素材に関して書かれているもので、システム利用のルールと考えて良いでしょう。

素材使用については解釈次第?

困るのは、Qubes素材を使おうとする時です。

>Qubesの素材を使用したシナリオを公表される時には、必ず掲示板、あるいはメールでご報告をお願い致します。
(使用上の注意)

この文章は、らたら氏のサイトに掲載された「Qubes使用上の注意」の最初にある、3項目の箇条書きのうちの1つです。この3か条は、次の3通りの位置づけが可能と思います。

  1. らたら氏作成のQubes素材に限定して書かれたもので、氏が有する著作権に基づく要請である。
  2. Qubes=システム使用上の注意事項であり、作者を問わず全てのQubes規格素材に適用されるが、著作権に基づく要請ではない。
  3. らたら氏作成のQubes素材に関しては著作権に基づく利用規約であり、他の作者の素材についてはシステム使用上のルールとして適用される。

昨日Twitterで首藤さんが仰っていた、Qubes誕生時にはらたら氏のもの以外の素材はなかったため、使用上の注意内の「Qubes」や「Qubesの素材」は「らたら氏制作のQubes規格素材」と解釈するのが適当というのは、1番目の見方に該当します。私も、書かれている内容から見て、3か条+下の改変についてとCW以外での使用についてまでは、自作限定の規約と解釈する方が自然だろうと思っています。
この見方に立てば、現在らたら氏のQubes素材は使えない可能性が高いですが、らたら氏以外の人が作成したQubes規格の素材はそれぞれの利用規約に従って使用することに何ら問題はありません。

ただ、必ずしもそれで間違いないと言い切れないものも感じています。
理由は、以下2つです。

  • 他の作者の権利を記した「THIRDPARTY(他の作者)の素材に関して」は、使用上の注意の一部として素材の改変やCW以外での使用に関する項目と同列に並べられており、最初に記された3か条の下位項目のように見えること。
  • サイト内に他の作者が作成した素材の紹介ページもあり、当時らたら氏以外の素材は無かった→文章内のQubesという語句はらたら氏作成の素材を指す、とするのはやや無理があるように思うこと。少なくとも規約を書き直すことはできたはず。

実は2番目もしくは3番目の見方の方が正しくて、シナリオ公開時の連絡は素材の作者とらたら氏の両方に行うよう求められている可能性が全くないわけでもないのかな、と……。

らたら氏ご本人に直接確認することができないため、結局のところ良く分かりません。
「THIRDPARTY(他の作者)の素材に関して」が「Qubes使用上の注意」の一部のような扱いでなく、互いに独立している構造なら、らたら氏以外の素材は別扱いと考えることができて、ここまで悩まなかったのじゃないかと思います。

ともあれ、真相がどうであっても、らたら氏の素材についてはほぼ使用不可と考えて良さそうです。
もったいない、と。それに尽きます。

参考)関連文書の場所

らたら氏のサイト「WindPalace」トップ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/InternetArchive
・Qubes使用上の注意

[Qubes] Qubesコーナーのトップ
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes.htmlInternetArchive
・Qubesとは何かの説明

[Qubes>Q&A] Qubesに関するQ&A
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes_faq.htmlInternetArchive
・想定問答集

[Qubes>About Qubes] Qubesについて
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Bingo/5075/qubes_about.htmlInternetArchive
・Qubes規格の説明
・Qubes使用上の注意(サイトトップと同じ)

ジオシティーズサービス終了のお知らせが出ており、いずれ関連文書が消滅することが確定的なため、オリジナルの他にInternetArchiveのキャッシュのうち(現時点で)最新のものにもリンクをしています。

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[時空の塔] 始まりの地の終焉に際して

……もしくは、サイト開設時の利用サービスが終わるので初期バージョンのデザインを晒す!
これが黒歴史でなくて何だろうか(笑)。

※※※
Yahoo!ジオシティーズから、サービス終了のお知らせが出ていました。
Twitterで、CardWirth用アカウントのフォロワーさんが話題にしていたお陰で気づきました。CardWirthの関連サイトは古いところも多く、今度も結構な数のユーザーサイトが消滅しそうです。

今をさかのぼること凡そ十●年、当時ハマっていたゲーム関連のあれこれを晒すために「時空の塔」を作った時、公開場所として選んだのがジオシティーズでした。
サイトの場所は、プレイタウン、スペード通り8051番地
その後、アクセスが多い夜間(昔を知っている方にはテレホタイムと言った方が通じるかも)に重いことや、CGIスクリプトを自作し始めたことなどがあって退会し、有料サーバに移りました。スペード通り8051番地には、今は別の方が入居されているようです。

ジオシティーズは、個人がネットで色々やり出した頃に、一番盛り上がっていた無料ホームページサービスだったと思います。自分がジオシティーズを選んだのも、その頃一番有名なサービスだったとか、そんな他愛もない理由だったと記憶しています。「街に住む」というコンセプトが、面白かったこともありますかね。
今でも昔懐かしい感じのサイトが残っていたりするジオシティーズ。一定期間更新が無いと削除という規約でしたが、私は退会まで消されなかったし、自分の周囲で放置していたら消えたという話も聞かなかったと思います(←知人にもジオシティーズにサイトを持っている人が結構いた)。

※※※
さて。
サービス終了のお知らせの昔風デザインの方(←ページ中ほどにあるワープ(?)をクリックしてみてください)を見て思い出したのですが、そう言えば自分はサイトのデザインを大きく変える時に、初期の頃のファイルを保存していた、はず!

(↓)探したら出てきました。

…………。
………………。

[PNG-27KB]

この古臭さがまた……。
何も考えずに壁紙を貼ってました。見辛い。。
恥ずかしいので今は使わなくなった顔文字も、しっかり見えています。

実は、これよりも前のバージョンがあったはずなのですが、さすがに見つけられませんでした。
ちなみに、現在はこちらです。これも古臭くないとは言えない気がしますが。。。

これまでサービスを維持してきた方々、お疲れさまでした。
私に情報発信の手段を与えてくれた、当時のジオシティーズのスタッフの皆さまに感謝します。

※※※
(↓以下、2019/03/02更新)
【メモ】そこそこ最近(?)のサービス終了例
2008/12/01:Yahoo!ブリーフケース(有料会員専用に)
2010/10/31:infoseek isweb ライト
2011/06/30:COOL ONLINE
2012/05/21:infoseek isweb ベーシック
2014/11/30:OCNブログ人
2015/02/28:PageOn(OCN)
2016/03/31:フリーティケットシアター
2016/11/10:@homepage(Nifty)
2017/01/31:ZAQ BLOGari、WebSpace(J:COM)
2017/10/31:au one netホームページ公開代理サービス(旧DION)
2018/02/28:@PAGES
2019/03/31:ジオシティーズ ※予定
2019/12/15:Yahoo!ブログ ※予定

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OneDrive、アカウント維持について

前にCardWirth関連の記事で自作物のバックアップ方法を書いた際、いくつかのオンラインストレージを紹介した中に、OneDriveがありました。Microsoftアカウントで利用できるサービスの1つですが、Microsoft サービス規約には、指定の期間使用しないとMicrosoftアカウントやOneDriveがcloseされると書かれています(「4.本サービスの使用およびサポート」内)。以下は、その部分を抜き出したものです。

まず、Microsoft アカウントの停止に関する部分。

お客様は、アクティブな状態を維持するように Microsoft アカウントを使用しなければなりません。Microsoft アカウントおよび関連付けられている本サービスをアクティブな状態に維持するには、少なくとも 5 年に 1 回はサインインしていただく必要があります。(中略)この期間中にサインインしない場合、マイクロソフトはお客様の Microsoft アカウントを非アクティブとみなし、お客様に代わって停止します。
(原文:You must use your Microsoft account to keep it active. This means you must sign in at least once in a five-year period to keep your Microsoft account, and associated Services, active, [...]. If you don’t sign in during this time, we will assume your Microsoft account is inactive and will close it for you.)

次に、OneDriveの停止に関する部分。

少なくとも年に 1 回、お客様の Outlook.com の受信トレイおよびお客様の OneDrive に (別々に) サインインする必要があります。年に 1 回もサインインがなければ、マイクロソフトはお客様の Outlook.com の受信トレイおよびお客様の OneDrive をお客様に代わって停止します。
(原文:You must sign into your Outlook.com inbox and your OneDrive (separately) at least once in a one-year period, otherwise we will close your Outlook.com inbox and your OneDrive for you.)

さらに、Microsoftアカウントが停止された後については、以下のように書かれています。

お客様の Microsoft アカウントが停止された場合 (お客様によるかマイクロソフトによるかを問いません) の対応について説明します。まず、Microsoft アカウントを使用して本サービスにアクセスする権利は直ちに終了します。次に、マイクロソフトはお客様の Microsoft アカウントに関連付けられた本データまたはお客様のコンテンツを削除するか、その他の方法でこれらと、お客様およびお客様の Microsoft アカウントとの関連付けを解除します。ただし、マイクロソフトがこれらの保管、返却、またはお客様もしくはお客様が特定する第三者への譲渡を法令によって求められる場合を除きます。マイクロソフトは、アカウントが停止された後はお客様のコンテンツまたは本データを取得することができなくなるため、お客様が定期的なバックアップ計画を立てる必要があります。第三に、お客様は取得済みの製品にアクセスできなくなることがあります。
(原文:If your Microsoft account is closed (whether by you or us), a few things happen. First, your right to use the Microsoft account to access the Services stops immediately. Second, we’ll delete Data or Your Content associated with your Microsoft account or will otherwise disassociate it from you and your Microsoft account (unless we are required by law to keep it, return it, or transfer it to you or a third party identified by you). You should have a regular backup plan as Microsoft won’t be able to retrieve Your Content or Data once your account is closed. Third, you may lose access to products you’ve acquired.)

これらを見て、OneDrive内のデータが最終的に消滅する可能性があるのは5年間アクセスしなかった場合だと思っていました。つまり、1年間サインインしなければOneDriveが凍結され、さらに4年が経過して5年間サインインがなければMicrosoftアカウント自体が停止されて関連サービス内のデータも消える、と。
しかし、どうやら、そうではなさそうです。5年放置はあくまでMicrosoftアカウント(つまり全体)の停止条件であって、OneDriveについては1年放置で停止→2年放置で削除 が正しいようで。

※※※
先日、「お使いの OneDrive アカウントは、2018 年 10 月 12 日に削除されます」という件名のメールが届きました。本文には、「アカウントは‍、過去 2 年間使用されていないため‍、2018 年 10 月 12 日に削除されます‍。アカウントの維持をご希望の場合は‍、OneDrive にアクセスしてアカウントを再び有効にしてください‍。」とあります。

ともかく、削除を回避するためにOneDriveにアクセスしたところ、以下のような表示が出ました。

[PNG-5KB]

OneDriveは既に凍結されていました。リアル用に作成したアカウントで、そう言えば相当前に仕事で作ったファイルの受け渡しに使って以来、触った記憶がありません。アカウントの存在自体忘れていたことを申し訳なく思いつつ、「凍結を解除する」をクリック。すると、次の表示に切り替わりました。

[PNG-6KB]

「最大24時間」とありますが、実際には5分ほどでファイルにアクセスできるようになりました。ファイルのサイズなどで違うのかもしれません。

さて。ここで引っかかったのは、「過去 2 年間使用されていないため‍」期日を過ぎるとアカウントが削除されるというメールの文章です。この2年というのは、どこから出てきたのか? そして、ここで言う「アカウント」は、何のアカウントのことなのか?
上の2つの画像を見る限り、ここでは既に凍結されているアカウントの凍結解除を行っています。また、凍結解除を実行する前も、同じMicrosoftアカウントで使用するOutlook.comのメールの方は、普通に受信操作を行えていました。Microsoftアカウントが停止されていたら、Outlook.comへのアクセスもできなかったはず。つまり、「アカウント」はOneDriveのアカウントと解釈するのが正しそうです。

ここで、Microsoftサポートの「OneDrive アカウントが停止されるとどうなりますか?」という記事を見てみましょう。以下のように書いてあります。

(1)停止の条件

OneDriveアカウントの未使用の期間が 1 年を超えた場合、または 3 か月を超える期間 OneDrive の容量の上限を超えている場合、アカウントは停止されます。

(2)停止状態になった後、何もしなかった場合

OneDrive.com にサインインすると表示される日付以降に、OneDrive アカウントとその中に含まれるすべてのファイル (OneDrive に格納されている OneNote ノートブックを含む) は削除されます。

「OneDrive.com にサインインすると表示される日付」は上の1つ目の画像にあるものだと思いますが、メールで「過去 2 年間使用されていないため‍~」の部分に記載されていた日付と同じでした。使わずに2年が経つとOneDriveアカウントが削除され、即日かどうかは分かりませんが保存していたファイルも消えると読めます。しかし、OneDriveのアカウントが2年放置で消えるとは、どこにも書いていなかったような……(見落としですかねぇ)。

OneDriveのアカウントは、凍結時には特に通知などないようですが、削除前にはメールが来ます。サインインはしなくても、メールチェックだけは気をつけておきましょう。Outlook.comのメールアドレスは、メールクライアントでも使用できます。ちなみに、メールが届いたのは、削除予定日の1か月前です。

※※※
実は、この数日前にも別のリアル用アカウントでOneDriveの凍結が発覚していたり。
色々な関連サービスを連携させて大いに活用している人は良いのでしょうが、ファイル保管だけに利用して普段は放置している場合は、削除予定お知らせメールが命綱です。忘れずメールチェックを!

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[CardWirth] 称号・ゴシップは何文字まで?

去年、CardWirthEditorやWirthBuilderで、称号や宿ゴシップなどの入力欄に普通まずありえないだろうという長文(全角で1000文字)を入れてみる実験をやりました(→当時の記録はこちら)。
それを、この前の日曜にふと思い出して──

──そう言えば、データの実際の中身を見てなかったなぁ。

去年は、シナリオ編集画面やエンジンのユーティリティモードで何文字まで見えるかを見て、それが入力や保存の上限だと結論していました。シナリオや宿のデータに実際何が書き込まれているかは、見ていなかったのです。
何となく気になってきたので確かめてみると、何と堂々と間違っていたことが判明。。。

 

「1.20エディタ、1.28エディタは、共にクーポン取得(入手)コンテントに全角127文字まで入力可能。」

→これは正しい。

クーポン→半角255文字(全角127.5文字)、ゴシップ&終了印→半角32文字(全角16文字)までで、それ以上は入力できず、より長い文字列をコピーして入力欄に貼り付けても上限を超えた部分は削除される。
上限より長い文字列が書き込まれているシナリオデータを開いた場合は、そのまま保持される。

「WirthBuilderはコンテントに直接入手するのではなくデータウィンドウで管理する形だが、こちらは全角259文字まで入力可能。」

→データウィンドウで管理する機能が追加されているのはその通りだが、入力可能な長さは間違い。

新規追加のときは、文字数の上限不明(半角及び全角で1万文字の入力が可能なことを確認)。
既存の編集では、259文字(全角半角の区別なし)に達しているとそれ以上入力ができない。
また、データウィンドウで既存のクーポンやゴシップを編集可能な状態にし、文字列を全選択してコピーすると、259文字(全角半角の区別なし)を超える部分は自動で切り落とされる。

「全角259文字の称号をPCに付与し、ユーティリティモードで確認したところ、CW1.20~1.30では全角130文字まで、CW1.50では全角259文字全てが保存されていた。」

→最後の「保存されていた」を「確認できた」に変更すれば、だいたい正しい。

CW1.20~1.30では、ユーティリティモードでクーポン・ゴシップの内容をコピーしようとすると、先頭から半角259文字(全角は130文字)分までしかコピーできない。
後に公開されたCW1.50でも、先頭から259文字(全角半角の区別なし)しかコピーできず、長すぎるとエンジンから全てを確認できなくなる。

「エンジン画面上で綺麗に見ることができるのは、CW1.20~1.50の全てで全角21文字まで。キャラクター情報では21文字目は端が切れ、それ以降は見えず。」

→残念、1文字分間違い。(↑の直後に言っていた「きれいに見せるなら全角20文字が限度」の方が正しい。)

PCの経歴欄は、称号の数が増えてくると右側にスクロールバーが出るようになるため、隠れないようにするには、称号は全角20文字以内に収める必要がある。
今はフォントを自由に変更できるエンジンもあるので、その辺も考えて、限界に挑戦するのではなく全角15文字以内程度に収めておくのが無難かもしれない。

「宿帳では全角24文字以上でPC画像とかぶり、全角38文字を超えると見えない部分が出る。」

→こちらも称号の話だが、これは問題なし。

※※※
以上、去年の訂正でした。

このほか、ゴシップをイベントビューから入力しようとすると32文字(全角半角の区別なし)しか入らない、WirthBuilderではキーコードも入力できる文字数がかなり増えているなど、細かい発見もあります。
全てをご覧になる方は、踊る金狼亭「各バージョン変更点まとめ」から、「【CW1.30】での変更点」の「その他」の項をご覧ください。

1万文字の長文を何か所かに入力したお陰で、テスト用シナリオは素材ファイルなしのエリア1つという作りにも拘らず、約300KBの大きさになりました。まさに、塵も積もれば山となるです。

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外部リンク調査と修正

自サイト内から他のサイトへのリンクが生きているのか、前回調査してから、もう3年ぐらいは経ちました。その間に無料ホームページサービスや無料ブログのサービス終了が相次ぎ、結構リンク切れが増えているのではないか……

ということで調べてみると、やはりかなり出てきました。
必要に応じて修正や削除など行っています。主な修正箇所は、以下の通りです。

  • 踊る金狼亭:メモ箱>ユーザー作成バリアントにCardWirth Extenderを導入する
    • Extender関連ファイルの入手先が変わっていたため、リンクを修正。
    • 今後入手ができなくなる可能性を考慮して、代替手段も追加。
  • 踊る金狼亭:初めてカードワース>見た目や宿のカスタマイズ
    • エンジン差替え素材リンクを1件追加。閉鎖など4件削除。
    • CW1.28用外観変更パッチ「でこぱち」配布サイトが消滅したため、「でこぱち」に関する記述を削除。
  • 踊る金狼亭:ツール紹介
    • 差し替え1、修正4
  • リンク集
    • 「時空の塔」修正6
    • 「踊る金狼亭」追加1、修正4
  • リンクミス(書き間違い)の修正。
    • 踊る金狼亭、札楽亭内の関連日記ログに1か所。。。


※※※
【メモ】そこそこ最近(?)のサービス終了例
2010/10/31:infoseek isweb ライト
2011/06/30:COOL ONLINE
2012/05/21:infoseek isweb ベーシック
2014/11/30:OCNブログ人
2015/02/28:PageOn(OCN)
2016/03/31:フリーティケットシアター
2016/11/10:@homepage(Nifty)
2017/01/31:ZAQ BLOGari、WebSpace(J:COM)
2017/10/31:au one netホームページ公開代理サービス(旧DION)
2018/02/28:@PAGES

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常時SSL化しました

だいぶ前からそういう流れになってきてましたが、これまで費用面で諦めていました。特に重要な情報をやり取りするわけでもない個人の趣味サイトのために、そう高くはないとはいえ追加の出費をするのは、どうも躊躇われたのです。
ところが先月から、SAKURA InternetでLet's Encryptが使えるように。何と更新も自動でやってくれるありがたさです。

証明書の取得はワンクリックで終了、http://~へのアクセスをhttps://~に送る設定も難しくなく、簡単簡単と思っていたら、そこからが大変でした。長くやっている間にサイトの構成ファイルが結構な数になっていて、SSLを想定していないスクリプト類の更新、網の目のように張り巡らされたリンクの中から修正が必要なものを探す作業、そして最終的な確認と、それなりの時間を消費しました。
やはり、そんなに甘くは無かった……!

なお、1つだけ作業が終わっていない部分があります。
ガラケー向けの変換スクリプトが、これまでの設定では上手く動かなくなりました。自分で作っていないので、ゼロからの調査が必要です。今日明日の対応とはいかないかもしれません。
ガラケー派の方にはご迷惑おかけしますが、今しばらくお待ちください。
・この不定期日記は単体でガラケーでの表示に対応しているため、そのままご利用いただけます。
・連絡用掲示板など他にもいくつか影響を受けない部分がありますが、そもそも使われていないので(以下略)
※11/12 ガラケー表示、再稼働しました。
なお、証明書不一致による接続不能を避けるため、ガラケーでアクセスした場合にはHTTP接続となります。
HTTPSではアクセスできない端末もあるのでやむなく……。
ガラケーでご覧になる方は、セキュリティ対策がなされていないことにご注意ください。


(11/7追記)
その後、URL正規化の過程で不具合が起きることが分かりました。
サーバのデフォルトの仕様では、
http://simoom.net/
http://www.simoom.net/
のどちらを使ってもアクセスできるようになっているのですが、内容同じでURLが2つにならないように、wwwなしのアクセスはwwwありに書き換えて、URLを統一していました。
が! SSL化後も同じことをやろうとすると、転送で無限ループが発生し、正常にアクセスできません。.htaccessの記述は間違っていないし、だいたい過去には問題無かった箇所です。

これは処理に使っている環境変数の方がおかしいのかもと一覧で出力してみたところ、HTTP_HOST(SERVER_NAMEも)値が面白いことになってました。

http://simoom.net/ にアクセス
→HTTP_HOST=simoom.net

http://www.simoom.net/ にアクセス
→HTTP_HOST=www.simoom.net

https://simoom.net/ にアクセス
→HTTP_HOST=simoom.net

https://www.simoom.net/ にアクセス
→HTTP_HOST=simoom.net(←!!?!)

HTTP_HOST=simoom.netならhttps://www.simoom.net/~に送るという操作をしていたので、ループするのは当然です。
SAKURA Internet、何故こんな仕様?? 他に代用できる変数もなし、困った……

と思っていたら、ちゃんと解決している方がおられました。
上級者向け設定、そう言えばそんなのあったなぁ;
さくらでURL正規化を正しく行うSSLの設定方法 - はるかのひとりごと

なお、上記記事は有料の証明書を使う時のやり方です。
無料SSLでは、そのままの手順は使えませんが、だいたい同じ方法で解決できます。

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翳の回廊(絵置き場)の一部を
TINAMIのスペースに置かせて頂いています。

pixivでも何かやっている……かも。

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